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ファミリーヒストリー-第1段階終了-

ファミリーヒストリー
母からの依頼で、アメリカに移民に行った私の曽祖父の足跡をたどっていました。
100歳近い母のイトコから、家系図と親族の出生、婚姻、死亡日のメモ書きを入手したことから、足跡をたどりました。

曽祖父はハワイに移民した後、アメリカ本土に移動したという記録が見つかり、その足跡を調査していました。

有益な情報
情報が手詰まりになり、司書をしているハトコにアメリカの日系アメリカ人の収容所の収容者名簿を閲覧できる機関はないかと、情報を求めました。そこで関西の某大学図書館からデーターベースにアクセスできることがわかりました。なんと娘の母校でした。娘が週末に大学に出向いてくれることになりました。

同時進行でハワイ移民館資料館の方からファミリーリサーチという無料サイトを教えていただき、そこにアクセスして、娘と2人で、アメリカ本土での足取りを検索しました。1910年、1940年の国税調査の記録や、徴兵登録カードの原本の画像があり徹底的に分析しました。

偶然にも知り合いが、アメリカ留学中に日系人の収容所に関心を持っていたというので、この調査に関心を持ってくれました。おかげで徴兵登録カードを読み取ってもらいアドバイスをもらうことができました。

大発見
さらに娘が曽祖父の写真を見つけました。その顔は親戚のおじさんたちにとても似ていました。DNA検査の必要もなさそうです。最後に墓石の画像も見つかりました。ここで依頼主の母は満足したので、捜索は完了となりました。

それにしても1個人の情報を、あれこれ記録していたアメリカの国力には脱帽です。そして情報をボランティアで入力作業をしていたファミリーリサーチのスタッフに感謝しかありません。

母がこの写真と調査記録をまとめて、生存しているイトコや兄たちに郵送するそうです。もう3人しか生存していません。というわけで、このファミリーヒストリーの第1段階は一旦終了となります。

今後の調査
第2段階は国内の現地調査の予定です。山口県のハワイ移民館資料館のデーターベースにハワイに移民した記録がありました。そこから広島県立公文書館に当時の旅券(パスポート)の複製があるので、手作業で探せば印刷できるそうです。
そしてその足で、母のイトコに会いに行きます。旅券の写しを見せたいと思います。おそらくこの調査は母と娘が行くことになるでしょう。

もし第3段階があるなら、移民の第1歩になったハワイ州、そして約40年間暮らしたカリフォリニア州、ワイオミング州の収容所で亡くなったそうなので現地調査ですね。そんな夢見たいなことが実現するのでしょうか・・・まさかね。

そもそも明治期に多くの県民が移民に出たという当時の国内状況や社会状況やアメリカでの移民の暮らしなど知らないことが山のようにあります。なぜ曽祖父はなぜ移民に行ったのか、その動機や背景を知りたいので、それまで少しずつ学びたいと思います。

まさかね
私が初めての海外旅行で、飛行機から見た陸地はカルフォルニア州でした。もしかして曾祖父さんに呼ばれていたとか・・・そんな夢見たいなことはないよね。
・・・まさかね。

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