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やれやれ山を超えたようです。

息子がショートステイに行く週末でした。
母から、孫である私の娘のところへ行こうと誘いがきました。即答で「行きません!」と答えました。

訪問するたびに娘の部屋(ゴミ屋敷)を掃除していたからです。片付けなければ座る場所もないから、おのずと掃除をするしかないのです。この殺人的な暑さの中、電車を乗り継ぎ2時間以上かけて出かけるほど、私は優しい母ではありません。

社会人の娘は、コロナ禍の自粛の最中の就職でした。慣れない一人暮らしと、忙しく片付けの余裕もないようでした。それに加えてあちこちに体調不良も出てきました。引っ越して久しぶりに訪れた部屋は、息を呑むほど荒れていました。
以来、時々泊まりがけで、娘の部屋を訪れるようにしていたのでした。

しかし娘はすでに社会人です。最近は自分の体調のこともあり、過保護に片付けを手伝ってきた自分を反省し、娘のところへ行くのを渋っていました。
でも冷静に考えると80歳を超えた母を1人で行かせるのは忍びないので、同行することにしました。

到着し覚悟して入った娘の部屋は、これまでで最も整頓されていました。いつも通り軽く掃除をしましたが、あっという間に快適で素敵なお部屋になりました。

娘は仕事も頑張っているようです。大学時代からの趣味を再開させたと話してくれました。夜もよく眠れているようで、体調もまずまずな様子です。
娘は就職して以来の、大きな山を超えたようでした。

掃除時間が短縮したので、時間が余って困るぐらいでした。みんなで居酒屋へ行き楽しく過ごしました。母もとても喜んでいました。

前回からベランダに置きっぱなしの空き瓶、空き缶のゴミは、目を瞑っときました。とやかく言わずに、あとは部屋の主に任せようと思いました。




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