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ドラマ「大豆田とわこと3人の元夫」

 今季のドラマは「大豆田とわこと3人の元夫」(以下「大豆田」「ソロ活女子のススメ」(以下「ソロ活」)を楽しみました。40代のバツ3、独身の40代の女性が主人公で、共通しているテーマは「1人で生きること」です。共感しながらドラマを楽しみました。

 「大豆田」はバツ3の松たか子が、実質的には1人で生きていくが、元夫たちと共に人生を生きていくという最終回でした。お互いが助け合える良い関係ですね。

 ドラマの第1回目で、とわこは網戸が外れた時に、1人で生きることを面倒に思うのですが、最終回では網戸の戸を自分でできるようになるという、シナリオの巧みさにしびれました。

 私の夫は、なんでも自分でやりたがり。の性分だったので、全ての面倒なことは、「私がやります。」と手を出し、そのうちに「私が死んだら君は生きていけるのか。」など言っていました。

 これ呪文ですね。私は何も出来ない不器用なアホだと自分のことを信じ切っていました。だから面倒なことは彼に任せればいいわと、ますますグータラになり、そのうち考えることも辞めてしまいました。

 ところが40歳で、夫が急死しまして、残されたグータラな私は朽ち果て・・・はしませんでした。友だちの1人が「苦手なことは人に助けて貰えばいいのよ」と励ましてくれ、子どものズボンの裾上げと給食袋を作ってくれました。友人たちの助けで、なんとか1人で生きていけるようになりました。

 グーグル検索ですら「僕がしてあげる」としたことがない私でしたが、初めて自分でパソコンを買いに行きました。今ではnotoに文章を書いています。苦手な料理も、子どもが健康に育つぐらいはできるようになりました。

 私と、主人公とわことの最大の違いは、仕事をしていることと、結婚に前向きなところです。婚姻届を3度も出した、とわこは立派です。私は「結婚」はもうコリゴリで2度としたくないのです。

 第5話で、とわこに4度目の結婚を迫ったバツ3の谷中という人物はが登場します。彼女を「可哀想な女性」と決めつけプロポーズしてきます。そしてプロポーズを断ったゆえに、とわこの仕事に負債を与える行為は、受け入れ難いハラスメント野郎です。しかし4度目になる正式な「結婚」を申し出ることに関しては男気があると認めざるを得ませんでした。お互い4度目になる親戚関係や相続関係が発生するのですよ。私なら「もうありえない!」と叫び逃げ出します。

 だから第9話で小鳥遊氏のプロポーズを断る、とわこがカッコ良かった。1人だけどみんなで生きて行くこと。この選択をしてくれたとわこにバンザイしました。

第9話「欲しいものは自分で手に入れたい
そういう困った性格なのかな」

 そういう大豆田とわこだからこそ、ともに生きていけるのです。

※少々、ズレた感想文かもしれません。すみません。この作品には思い入れが強すぎていましたので。

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