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新緑まぶしい読書録

正直、慌ただしく落ち着いて本を読むことができない4月でした。何冊の本が最後まで読めなかったでしょうか…数えたくもありません。

2冊しか本を読んでいないのに読書録とは、これいかに⁉️

「比叡山大阿闍梨 心を掃除する」光永 圓道 2022  小学館

千日回峰をされた僧侶。たぶん3人目かな。書き手は違うけど、仏教の教えを学べます。

最初に読んだのは、村木厚子さんが拘置所で読んだ本のリストにあった「一日一生」酒井雄哉 2008  朝日新書でした。もう1冊ぐらい読んだ記憶があります。さらにもう一人の千日回峰達成者の本を読みました。 なぜ千日回峰に惹かれるか自分でも分かりません。

「普通にできない子を医療で助ける 境界知能とグレーゾーンの子どもたち5」宮口 幸治 他1名 2023 扶桑社

宮口幸治さんの「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書)の作者原作のコミック。当時この本は衝撃的でした。

不登校が容認される時代になりましたが、やはり親は「将来、引きこもりになるかも」と胸を痛めています。親として本当にやり切れない不安です。

私も知人のことで、その対応に悩み長崎の旅で、元教員の友だちに話を聞いてもらいました。この問題は周囲の人間が問題解決をすることは出来ません。私たちはそばに居るしか出来ないのです。あゝ無力。

映画

「湯を沸かすほどの熱い愛」

宮沢りえの女優魂に圧倒されました。末期の状態のリアルさは、正直震え上がりました。最近は「家族」あり方を考えさせられる作品によく当たるような気がします。

「母」であるまえに、「子」であること。いつか別れて行かねばならない私たちです。生きることも死ぬことも凄まじいです。

血縁関係で繋がるには家族は細分化されすぎました。もう家族だけで問題には立ち向かえそうにない時代です。私たち世代は、広い意味での繋がりに中で生きていかねばならないようです。

ドラマ

「犬神家の一族」
戦後すぐの時代を美しく撮ってくれています。横溝正史ファンとしては岡山県のロケ現場を見て歩きたいという野望を持っています。特に「八つ墓村」の洞窟のロケ地、満奇洞はいつか行きたい場所です。ホントは洞窟が大好きなんです。

YouTube


友近ワイド劇場「黒蛙の美女」
久しぶりの土曜ワイド劇場のテーマに胸が躍りました。懐かしの天知茂の明智探偵シリーズを彷彿させる面白さでした。できたら山村紅葉さんにも出てほしかったな。

息子はショートステイで不在、一人の土曜日の夜は、犬神家と黒蛙…素晴らしく贅沢な時間でした。


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