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60歳になるために、50代をどうすごすのか。

1人で走り続けた20代。
家庭を運営するために頑張った30代。
忙しさにかまけて、考えることは夫に任せて、体力に任せてきました。

40代で築いてきたものが、あっけなく崩壊しました。このどん底を経験して、やっと自分で考えることができました。
考えなければ、私は今日を迎えることはありませんでした。だからこそ自分の目で見て、耳で聞いて、頭で考えて、行動することの大切さを知りました。だって今生きているのは誰でもない「私の人生」だからです。

 40代はまだ気力・体力がみなぎっていたので、大学に行き、あちこちに出かけて見聞を広げました。いつか起業して独り立ちしよう。お世話になった人たちに、「もう大丈夫です。」と伝えたい一心で金と時間を投資してきました。同時に娘を健常者としての自立されること、息子は障害者なりの将来への道筋をつけるべきこともしてきました。そんな40代を過ごしてきました。

50代に突入しました。
大学院で能力の限界や、持病の喘息や更年期の体調不良を自覚しました。精力的な40代を過ぎしてきたはずなのに、50代のわたしは無職で病弱なわたしでしかありませんでした。若い頃のように頑張りきれない自分に向き合うことは、少々残酷なことでした。

それでも60代のわたしを創るのは、「いまを生きている私」です。

だから諦めずに英語に取り組みます。小さな社会活動の場を与えられたので、真摯に取り組みます。ますます勉強が必要です。デジタルで絵を描いてみたい。文章を書いてみたい。やりたいことはたくさんあります。

暗記する能力はなくても、人の話を聞くことができるし、まだまだ考えるということはできます。考えたことを文章にすることもできます。

やりたいことをコツコツと積み重ねたら、もしその時まで生命があるなら、未知なる60代は、またやりたいことをたくさん抱えたスタートできると信じています。

その日のために、まずは買い物に行ってきます。
今日は牛乳が安いぞ!


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