30歳小説家は夢の国も遥か彼方に

(画像)あの国は、ブスだろうと性悪だろうと等しく「ゲスト」なのだ。

皆さんは夢の国は好きだろうか。

わたしは今、舞浜にある「夢の国」から一番遠い場所に暮らしている。
地理的な問題ではない。心理的な問題だ。私の部屋は私という豚を飼う家畜小屋なので、ペット的な動物から害獣までおしなべて二足歩行で歩いている夢の国とは余りにも違い過ぎるのだ。
かといって、私が四足で歩いているかといればそれは別の話である。本当に両手を「前足」と呼ばれたことはあるが、無事、二足歩行で生きている。嘘ではないが、実証する機会もないのでこのへんで終わりにしておこう。

さて、舞浜といえば、ディズ●ーランドだ。
ゼーガペインがものすごく好きで浅沼晋太郎の代表作はゼーガなんだと声高に言う私でも、舞浜といえばゼーガペインではなくディズ●ーランドだと理解しているし、滑るとわかってそんな逆張りもいいところな主張をするような愚かな失態はしない。というか一度滑って体で理解させられた。

と、いうわけで、舞浜といえばゼーガペインではなくディズ●ーランドだ。

ちなみに、ディズ●ーランドを伏せてしまうのはインターネットに暮らすクリエイターたちには避けられない病と言ってもいい。訴えられるのがとても怖いのだ。こちらは貧乏なので、もしものことがあったら一家揃ってケツ毛一本残さずアメリカに差し出すハメになるかもしれない。そんなのは嫌だ。
もちろん、ジャ●ーズの話をする時も一緒である。

そんな私だが、意外にもディズ●ーランドが好きだ。
ここ10年ぐらい行っていないのだが、普通に好きだ。
サブカルを通ってなおかつ女をこじらせているせいで、あんまりそういう印象がないので、普通に驚かれてしまうことも多々あるのだが、「普通に」好きだ。楽しいし、パレードを見ていると感極まって泣いてしまうこともあった。

逆に、「手下にハマって毎年通っています……」とか、そういった類の「沼ってる」系の好きではない。
メインカルチャー特有の、「なんかよくわからないけど行くと楽しいよね!」という「好き」なのだ。爽やかでサラッとした類の好意だ。

ディズ●ーランドに飾られている小物が好きだ。特に、エリアごとにコンセプトが違うクリスマスリースが好きだ。昔からかわいいくて、センスのある小物が大好きなので、たまらなく心をくすぐられる。着ぐるみやお姫様が現れるのも好きだ。
それに、あそこは夢の国だ。あそこにいるときだけは忌々しい自分の容姿や性格を忘れ、幸せかつ安らかに過ごすことができる。ガチの夢の国だ。

逆に、ディ●ニーシーは縁遠い。オープンしたての頃、母親、妹と行ったきりだ。ディズ●ーシーは大人の夢の国というイメージが強く、しり込みしてしまう。

そんな私が、なぜ10年も夢の国にご無沙汰になっているかって?
単純に旅行に回せる金と愛がない
……行きたいなぁ、ディズ●ーランド。

テーマ提供:笹塚チェンさん

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