私、やばいくらいエモい小説を書いていた件について
これは余りにやばいと思ったので、イレギュラーな時間に記事にした。
自作小説を読み返したらめっちゃ面白い。
noteに掲載している自作小説をほめちぎるという需要のあり処がよくわからない記事である。
この時点で気になった殊勝な人はここから読める。
きっかけは、ありがたいことにデビュー作以来私のファンをしてくれている理歩ハナノさんのツイートだった。
小説書きをしていれば、こんな言葉を浴びたら嬉しすぎてそのまま崖へダイブしてしまいそうな殺し文句だ。
涙を浮かべながら読んだだと!? 私は言葉を疑いつつも、作業をしながら読んでみた。
なんだこれ、甘酸っぱくてエモエモじゃねぇか……
この話、とにかくエモい。
エモって何かと聞かれたら雲をつかむような話だから説明は難しいが、エモいのだ。
ぎゅうぎゅうと薄い布の袋に尖がったこんぺいとうを詰め込んだみたいな、そういうのでできたお話だ。
やばいくらいに面白いし、やばいくらいにエモいし、やばいくらいに読まれてない。
私の体調が次第に悪くなっていき、更新することができなくなったのが大きいと分析する。最終話のPVは悲惨だ。
しかし、そんなことを跳ね返すぐらい、思った以上にセールスポイントが多い話だ。
掲載当時、「なぜそれを言わなかった」っていう要素が結構ある。
ちなみに「この話好きだろうな」って友達に見せたらリアクション率がすごく良かった。大切な話として何度も読み返してくれる人も多くいたりする。
①詰め込まれた陰キャ自意識あるある
陰キャを代弁する小説ってなろうとかハーレムみたいになって「違う、そうじゃないんだよ!」と思って壁に頭を打つことが多かった。
だが、今作はそんなことはない。ちゃんと陰キャは陰キャのまま歪んだ自意識の中で自分をこれでもかと貶めながら生きている。
教室の隅で煮え切らない青春を送ったみんな、読んで
②男同士のキスがあるけどホモじゃない
冷静と情熱のあいだなんてベストセラー(読んでない)が流行った時期もあったが、「間」には表現する言葉がない。
特別仲がいい訳じゃないけど一緒のグループの友達に抱いた恋とか愛とか表現しがたいクソデカ感情を主人公は抱いており、当然恋仲になる訳ではない。セックスもしない。
プロット段階では確かに青姦も考えたが、文字に起こすことなく抹消したし、なぜ今思い出したんだよとすら思う。
とにかく、ホモではない。ただ、「友達」の一線は確実に超えてしまっている。
ブロマンスと呼んでいいのかわからないが、言葉にするのは難しい不安定で尊い関係なのだ。
BLと友情の間をぐらぐらしてるのが好きな人、読んで
③エモい。なんかエモい。本当にエモいか確かめてほしい
表現や文末の処理がつたないが、とにかくエモくて私はおかしくなるほど大好きな作品なので、なるべく多くの人に読んで欲しい。
この作品が好きな人は結構な確率で「エモ」を口に出す。尊いも一名いた。
刺さる人にはトコトン刺さる。刺さらない人には特に刺さらないが、刺さったらめちゃくちゃに刺さるのでお願い、読んで。そして刺さったら教えて。
そして感想が欲しいです。感想くれたら舞い上がっちゃうから。
とにかく全人類、読んで。名作だから。
全11話、3万文字程度です。
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