生活水準の考え方[1]

今回からは僕の考える生活水準について、
何回かに分けて書きたいなと思います。

本当は一回で書き切りたいのですが、
じっくり考えながら書きたいので、
分けて書くことをお許しください。

「生活水準を上げない。」
「生活水準を上げるとやがて不幸になる」

こんな言葉を聞いたことがある人も多いかも知れません。

生活水準を上げるのは簡単ですが、
(今よりも家賃の高いところに住む、高級なレストランにいくなど)

一度慣れ切ってしまった生活水準を
下げるのは相当難しいと言われます。

おそらくですが、僕らのお父さん世代(もしくはそのお父さん世代)において、生活水準を上げることこそが幸せにつながると信じられていたかもしれません。

良い大学に出て、大企業に入って、
出世して、高級車やマイホームを買って、、、
それこそが幸せやと。よく聞くアレです。

かつての日本には
年に2桁成長するといった高度経済成長という時代がありました。

毎年、給料が上がった時代です。

給料が上がれば、そのぶん
今より良いものを食べたいと思ったり、
今よりも高価な服を着たいと思うかもしれません。

さらに日本はこれまで年功序列という制度のもと、
同じ会社で長く働ければ働くほど、
給料が上がりました。

つまり、年齢が上がるにつれて、年収が上がり、
年収が上がるにつれて、支出も増えていくわけです。その過程で、生活レベルが上がる人も多いでしょう。

もちろん、この制度によって、
マイホームを35年のローンを立てて購入できたり、
自動車を保有したり、子育てに励んだりすることができました。

しかし、みなさんご存知のように、
これからの時代、「終身雇用や年功序列が当たり前」という時代ではなくなるでしょう。

日本は先進国の中でもこの30年間ほど、
給料の伸びが横ばい、つまり上がってこなかった国と言われています。

日本の新卒の給料は30年前も今も20万円前後です。
他の先進国は倍近くあるのに。。。

そして昨今の円安などの影響で、
給料は上がらないけど、ものを買うお金は増えるという状況になりつつあり、相対的に給料が下がりつつあるわけです。(横ばいどころじゃない)

必死に働いても働いても給料が増えず、
ストレスだけが増えてしまう。

嫌な上司や人間関係、ブラック労働の環境から抜け出してたくても、お金が必要だから抜け出せない。

これらから抜け出す解決策として上がるってくるのが、生活水準を下げること(上げない)と言われています。

収入が増える分だけ生活レベルを上げる
=仕事の量を減らすことができない=仕事をやめられない

さて、生活水準を下げたほうがいいかもと……
(これ以降はまた次回)

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