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【保存版】ライター・作家・文筆業の団体まとめ

昨年の終わり頃「日本文藝家協会」に入会した。


ほかにどんな団体があるのか、興味が出てきたのでメモ代わりにまとめてみた。
(原則として、多少なりとも自分に関係がありそうなもののみピックアップ。「日本デジタルライターズ協会」「求人広告ライター協会」「旅行作家協会」のようなジャンル別のものは除外しました)

*オンラインサロンは切りがないので、一つを除いて含めていません。

●一般社団法人日本作家クラブ

源流は1949年に発足した野村胡堂の「捕物作家クラブ」。「文壇党派的な一切を排除」「純文学至上主義と一線を画す」として多くの大衆作家が集った。
作家・作詞・写真・イラストレーター・音楽家…… 様々なジャンルの表現者、そしてそれらの人々への支援者を含め、相互に切磋琢磨し親睦を深めることを目的とする。
https://sakkaclub.or.jp/


●日本文芸家クラブ

1988年に「日本作家クラブ」から分裂した団体。半村良、豊田行二、勝目梓、志茂田景樹らで1991年に日本文芸家クラブを発足させた。
http://nihonbungeikaclub.jp/


●出版労連

出版および出版関連産業に働く人たちが集う、産業別労働組合。https://syuppan.net/


●出版ネッツ(ユニオン出版ネットワーク)

出版労連(日本出版労働組合連合会)加盟団体。出版関連産業でフリーランスとしてはたらく編集者、ライター、校正者、デザイナー、イラストレーター、カメラマンなど自立した職能人のユニオン。
医療共済の給付、交通事故での治療費や慶弔を受けることができる(プランによる)。組合員は約200人。交流会や部活もある。
加入金1,000円 月額2,000円
http://union-nets.org/

出版ネッツ関東支部寄り合い
https://www.facebook.com/tokyonets/


●日本ネットクリエイター協会(JNCA)

音楽・映像・文筆を問わず、著作物の制作もしくは音楽原盤・動画原盤の制作を行っているクリエイターが入会できる団体。
文芸美術国民健康保険組合の加入団体のひとつで、対象となるクリエイターを保険組合にあっせんしている。
入会金:1万円 年会費:2万4000円
http://www.jnca.or.jp/join/


●プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(フリーランス協会)

広くフリーランス全般をカバーする保険機構。所得補償や賠償責任補償を受けられる保険に会員価格で加入できる。クリエイターだけでなく、ウーバーイーツ配達員なども加入出来る。

所得補償プラン(任意)に加入すれば、ケガや病気で万が一働けなくなったときの喪失所得を保険金として受けとれる。
ベネフィットプランの割引率が低く、無料になるものがない。
報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」に任意加入すると、ギャラの未払いに対応出来る。
文美国保の加盟団体ではないため、健康保険加入のメリットは得ることができない。年会費は1万円
https://www.freelance-jp.org/


●日本編集制作協会(AJEC)

編集プロダクションの団体
http://www.ajec.or.jp/


●フリーライター協会(FWA)

合同会社JAMSという所が主催するWebライターの団体。
「FWA・JAMS代表である新屋弥生は、朝日新聞社、ぐるなび、みずほ情報総研株式会社など多くのクライアントを持ち、フリーライター/フリー記者として活動してまいりました。三人の子の母でもあります」と書かれている。知名度はかなり低い。
https://www.freewritersassociation.com/


●ライターズネットワーク

1993年発足の老舗の団体。「ライターズバンク」というライターの登録制度あり。「ライターズネットワーク大賞」という賞もある。
入会金4,000円、年会費6,000円
http://www.writers-net.com/

●ライター組合

佐々木ゴウ氏が率いるWebライターのためのオンライン・コミュニティ(オンラインサロン)。
やたらと知名度があるので加えてみた。初心者以外はメリットが薄いらしい。
https://writer-kumiai.co.jp/

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●東京ライターズバンク

2023年3月解散。
NPO法人「マスコミ駆け込みクラブ」の傘下団体で、朝日新聞経済部記者OBの故・児玉進氏によって1993年に設立された。
仕事の斡旋や勉強会を中心に長年活動し、全盛期には公称6千人もの会員数を誇った。
しかし徐々に会員の金銭未払いや新システム導入によるトラブルが顕在化。場が荒れ、人心が離れたためか仕事の斡旋も激減し、ついに解散となった。

http://www.masukomi-kakekomi.com/ (現在リンク切れ)

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補足)
文芸美術国民健康保険(文美(ブンビ)保険)

Web業界/広告・出版業界の職業では、Webデザイナーやグラフィックデザイナー、イラストレーター、コピーライター、カメラマンなどが加入出来る健康保険。
→ 組合加盟の各団体の会員であることが条件
→日本文芸家協会、ネットクリエイター協会は条件を満たしている
→保険料は、本人=月額19,600円
http://www.bunbi.com/

*だいたい年収200万円を超えると国保より文美の方がお得になる計算

別途、「大阪文化芸能国民健康保険組合」や「京都芸術家国民健康保険組合」、さらには連絡先不明な「著作家健保会」というのもあるらしい。

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