【宣言】ブックライターになりたい
ブックライターをやってみたいと考えている。
大っぴらに公募している訳ではないので、どうやったらチャンスが廻ってくるのか分からない。
だからとりあえず声を出してみることにした。
実績としては、自分名義の単著が3冊。
(最も長い本は原稿用紙換算で1,000枚=40万字を超えるボリュームがある)
それからランサーズで、紙の書籍と電子書籍のブックライティング案件を1件ずつ受注している。
この2件のうち、紙の方は 主にV シネマで活躍している映画監督の本だ。
自主製作でオール・ロサンゼルス・ロケの映画を製作し、国内上映を経て DVD までリリース。さらにはいくつかの海外映画祭にも参加したという自らの経験をベースに、「どうやったら予算の少ない自主製作映画で海外ロケを実現できるか?」というハウツー物になっている。
もう1件は仮想通貨の発行元からの依頼で、仮想通貨のしくみや仮想通貨がもたらす未来について書いた本だった。
書籍の仕事はボリュームが大きいため大変だが、やり遂げたときの充実感も大きい。今後も続けたいが、きちんとした形で代筆したいと考えている。
ネット検索すると、編集者たちが「書籍ライター(ブックライター)を見つけるのは本当に難しい」と嘆いているのだが、チャンスが廻ってくる気配がない。本当に人手不足なのだろうか?
ブログに不満をぶちまけているくらいなら、手を上げている人間を試してみて欲しいと思う。
僕は単行本を2冊書き上げるところから、ライター稼業をスタートさせている。
Web畑の人間に本を書かせるより、本を書いた経験のある人間に任せた方が生産性が高いと思うのだが、どうだろうか?
●ブックライターになりたい人のための忘備録
以下、自分へのメモも兼ねて、ブックライティングに興味がある人のために忘備録的なリンク集を残しておく。
「ブックライター」で検索したところ、2019年に「大阪ものかき隊」が主催したブックライター養成講座の説明会の動画が見つかった。
ひじょうに参考になったので、埋め込んでおく。
(公開期間限定なので、その内消えてしまうかも知れない)
書籍ライター『精鋭塾』ガイダンス(前半)
書籍ライター『精鋭塾』ガイダンス(後半)
前後編併せて40分くらいのコンパクトな内容だ。
主催者である「大阪ものかき隊」の小田宏一さんの記事も参考になった。
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小田宏一さん
フリー編集者が語る 地方で『書籍ライター』(ブックライター)になる方法
●リンク集
以下は現役のブックライターのインタビュー記事やブログなどへのリンク
上阪徹さん
https://logmi.jp/business/articles/325507
小川晶子さん
http://blog.samucopi.com/archives/51795126.html
小松田久美さん
https://yoridokoro.biz/blog/writer-working/pro-writer/kumi_komatsuda/
桜海本舗さん
https://oumihonpo.net/2020/09/01/become/
実際に本を書く過程が分かる記事
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江角悠子さん
ブックライティングの進め方(初級編)「亡くなった人と話しませんか」が出版されるまで。
●ブックライターになるための道が示されているリンク……?
宇都宮徹壱さん
バラ売りライターがブックライターになるために〜ライターなるには日記【第3回】<裏>
やすだあんなさん(FIXJAPAN)
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ピアーズ・ジャパンさんのブログ記事【「ゴーストライター」という職業はコロナ時代の副業、本業に最適か?】(2021年1月25日付 https://onl.tw/1XwMT9C)のコメント欄で、
「もし本気でゴーストライターのお仕事やりたいようでしたら、基礎からお教えします。
弊社FIXJAPANのホームページからお気軽にお問い合わせくださいね!」(やすださん・筆)
と書かれている。
→とりあえず問い合わせてみた。進展があれば報告したい。
→メールを送って10日経ったが、音沙汰なし。
会社の登記簿を調べたが、しっかり登記こそされているものの、所在地となっている「渋谷ウェストビル1階」が怪しすぎる。
▼
以下のリンク先に「渋谷ウェストビル1階の住所で法人番号公表サイトを検索するとなんと200件以上ヒット」(https://komeda.shop/review/2021/08/shibuyawest.php)とある。
……そう言えば、過去に一度このビルに足を運んだことを思い出した。確かにこのビルを住所として登記している会社に実体はないと思う。
ちなみに FIXJAPAN には電話番号もない。実体のないバーチャルオフィスの住所とメールアドレスしか公表していないのだから、信頼性は著しく低い会社だと言える。
→さらに付け加えるならば、やすださんは『ゴーストライターになって年1000万円稼ぐとっておきの方法―大物タレント本を書くプロが公開―』という本を2014年に出しているが、版元は創幻舎という自費出版の会社だ。多数の有名タレントのゴーストライターを務めたというライターが、なぜ自費出版で自らの仕事を語らねばならないのだろうか?
内容の方もAmazonのレビューによると「具体的になれる方法はほんの数ページだけしか紹介してません。
というか編集プロダクションに入らない限り無理だそうです。出版業界からの仲介とかコネとかないとまず不可能だそう」というものだそうだ。正直な話、読んでも役に立ちそうにない。
ゴーストライターやブックライターの世界は闇が深そうだ。気をつけたい。
株式会社サイコノミスト
ブックライティングに特化した珍しい編プロ
※ ※ ※
以上、調べて目に付いた記事やリンクを書き留めてみた。
上阪さんの「ブックライター講座」に行くのが定番のルートになっているようだが、この講座の修了生で実際にコンスタントにブックライティング案件を受注している人は、どの程度いるのだろうか? 調べた限りでは、あまり多いようには見えない。であれば、僕には受講してもあまり意味がないように思える。
こちとら一応書籍3冊分の経験はある訳で、カリキュラムに書かれている「長文を書く方法」などは必要ない。
教えてもらいたいのは
・ブックライティングならではのインタビュー術(合計10時間にも及ぶインタビューで起きるトラブルへの対処法など)
・版元の意向と著者の意向がぶつかったとき、どうすれば良いのか?
・著者が忙しくて満足にインタビュー出来ない場合に、どうすれば良いのか?
……
などといった部分だ。
こういう具体的で生々しい部分は、どの程度教えてもらえるのか?
結局1冊書いてみないと分からないと思うのだが、この講座ではそこまではいかないようだ。
受講すれば、人脈がつくれる可能性は高い。しかし受講料は24万円。高額だが、それに見合った学びがあるのか確信が持てず、迷っている。
→→→つづきます!
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