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中国で一番衝撃的だった会話

你好!上海ヨーコです。今日は中国人との会話で一番衝撃的だった言葉について書いてみようと思います。

私が中国生活を楽しめたことの要因の一つに娘がいたことがあります。娘の習い事や幼稚園、学校を通じて中国人ママ友ができ、彼女たちと話すことにより中国語が上達したのはもちろんのこと、文化的にもいろいろ学びがありました。

娘のバレエのレッスン終了後、娘たちは公園で遊び、ママたちはおしゃべりをしていたある日のこと、中国人ママ友の一人は私に聞きました。

「你家谁做饭?あなたの家では誰がごはんを作るの?」


最初、質問の意味がよくわかりませんでした。だって、いつも自分が作っていたし、そのことを当たり前だと思っていたから。日本人ママ友から聞かれる質問は「今日の晩御飯何?」が当たり前だったから。私は戸惑いながら「私が作る」と答えました。すると質問した彼女は、

「我家我爸爸做饭,但有一点咸。うちは父が作るの、でもしょっぱいんだよねー」

え!? お父さんが作っていて、しかも作ってもらっているのに、文句言ってる。すごっ!!びっくりしました。

その後、いろいろな中国人と話すうちに、旦那さんやお父さん、お母さん、あるいはお義父さん、お義母さんが料理するため、一度もキッチンに立ったことがないという女性が普通にいることを知り、上海に引っ越す前の2ヵ月、子供がいて、フルタイムで働きながらも、ほぼワンオペで家事をこなしていた私としては、大衝撃を受けたのでした。上海は特に家庭的な男性が多いようで、奥さんが働いていようが、専業主婦だろうが、料理を始めとする家事や育児を積極的にこなす男性が本当に多く、日本との違いにカルチャーショックを受けました。

一昔前に比べたら、料理ができる日本人男性も増えてきていると思いますし、実際、私の友人にも数人、友人よりもむしろ料理上手な旦那さんがいたりしますが、ママ同士の会話はまだまだ「今日の晩御飯何?」じゃないかと思います。日本人ママ同士の会話が中国人のように「誰がご飯作るの?」になる日がいつか来るのか、私は密かに日本人男性の進化を期待しています。

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