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記憶の原則
記憶する流れは、
1.理解 2.整理 3.記憶 4.反復
となっている。
知識を増やすインプットだけでなくアウトプットが特に重要。
アウトプットは、書く、話す、教える、行動するなど、実践をすること。
インプットとアウトプットは
3対7の比率が望ましい。
理解について
理解するうえで子供は、特に意味など考えず丸暗記することが得意。
大人は、丸暗記などは苦手で暗記するものにエピソードや理由を加え、理解をしたうえで暗記することが得意。
大人には、全体を把握する力や整理、関連させる力がある。
大局観ともいう(歳とともに伸びていく力)
例えば、本であれば目次をまずざっと見る。(全体把握)
次にページをめくりながら興味のあるところや面白いところをじっくり見る。
最後に本を始めから読んで、興味があったところなど関連するところを意識しながらじっくり読む(関連、整理)
資格試験の過去問であれば、テキストの中から過去問で出た答えを探しマーキングする。
(試験の全体像を把握)
何が出たかではなく出た問題の傾向を掴みながら
出題者なら次のテストでどんな問題を出すかを意識しながら自分なりに過去問を分析する。
参考書などで始めから過去問が分析されているものではなくて、自分なりの分析集を作る。
理解する前の準備
勉強や会議の後には、20分後に42%と60分後には56%になり一日経てば74%も忘れている。
理解をする前準備として
勉強や会議など忘れたくない内容を
殴り書きでもいいので、すぐにノートに覚えたものをひたすら書く。
この時に、喋りながら書いていく。
唇の筋肉と手の筋肉を使い出来るだけ五感を使う。
喋ることや手を動かすことができない場合でもシャドーで口パクや指文字でも同様の効果がある。
(覚えにくい言葉を覚えやすい言葉、エピソードを加えて覚える)
覚える方法として
語呂合わせ
覚えにくい言葉や数字に
理由や5W1Hを織り交ぜることによって記憶に定着させる。
例えば
794ウグイス平安京が覚えられない。。
ウグイスじゃなくても良いのでは?(理由)
なんか昔の人はウグイスが鳴くことに風流を感じていたらしい。。
風流を愛する人が多いから桓武天皇、貴族の人達は、ウグイスが鳴くような風流な京都に遷都したのかな?的な感じでエピソードとして印象を残して覚える。
味を言語化
味など五感で受け止めた感覚を言語化すると忘れにくくなる。
プロのソムリエは、多くのワインを香りや口に含んだだけで生産国や生産地などを当てることができる。これは、飲んだ後五感で感じたことを言語化してエピソード化しておりいつでも記憶の索引にアクセスしやすくしているため。
お医者さんで言えば患者さんの症例や症状をナースの人に聞いて、〇〇さんだ!と思い出すような感じ。症例、症状やお医者さんがどういう診断をして患者さんに何を思ったかなどがエピソード化して覚えている。〇〇さんが記憶の索引。
記憶の定着を阻害するもの
睡眠時間を削ると海馬の神経細胞がダメージを受けて記憶の定着力が下がる。
そのなかでも徹夜は脳機能も記憶力も著しく下がり、ほぼ学習効果が得られない状態になる。
最低6時間以上は睡眠をとりたい。
しかしながら社会人は、なかなか忙しい。
15分〜20分の仮眠をとると記憶が促進され、仕事の効率もアップする効果がある。
(パワーナップ)
仮眠は15:00までに取るのがベスト。それ以降は、夜の睡眠に影響が出るらしい。
1日で全て記憶しようとすると記憶の衝突が起こり逆に定着しづらいことがあるので、少量を複数回に分けて繰り返し覚える方が望ましい。
整理について
ノートに殴り書いたものを図や表、絵、感想や気付きなどを加えて整理する。
整理した後よく出ている問題や重要なところをピックアップする。
パレートの法則(20対80の法則)
整理した物の中に2割重要なことが含まれていて8割はあまり重要では無い。
それは試験に出やすいもの、著者が特に伝えたいこと、仕事で重要なことなど。
記憶について
海馬は、2〜4週間まで記憶の仮保管が可能。
それを過ぎると記憶が薄れてしまうので長期保管の側頭葉に記憶を移す必要がある。
(アウトプットを繰り返し行うことで長期記憶に移すことができる)
記憶するベストな時間帯は、
夜は暗記
(寝る15分前は記憶のゴールデンタイム)
そのまま他のことは何もせずに速攻寝ることで強く記憶に残る。
朝は複雑な問題や予定を考えたりするのに適している。
(起きてから2〜3時間は脳のゴールデンタイム)
情動記憶について
情動記憶は、忘れたくても忘れられない。
圧倒的に記憶に残りやすい。
喜怒哀楽が大きく動かされるエピソード記憶、例えば昔フラれた時の理由がショック過ぎて忘れられないなど。
更にいろんな友達に話せばアウトプットを繰り返しているので忘れられなくなる。
失恋やショックな出来事は、その日に一通り吐き出して忘れるのがベスト。
情動記憶を利用する
情動を利用して記憶を定着させる。
程良い緊張することが1番のポイント。
例えば、模擬試験や社内の発表会、その他緊張する場面、人があまりやりたくないなーと思うような場面は記憶がかなり定着しやすい。
仕事の締切を決めることやタイマーを利用することも程よく緊張を促せる。
この2つには、情動を揺さぶられる状況プラス火事場の馬鹿力と呼ばれる能力も発揮される。
初頭効果と終末効果と呼ばれるもので、
始まりと終わりが意識付けられノルアドレナリン(集中力や注意力)とアドレナリン(筋肉や瞬発力)などが出て予想以上に作業やトラブル解消を早く解消することができる。
過度な緊張
過度な緊張は、コルチゾールというストレスホルモンが分泌され逆に記憶の定着がし辛い状況が生まれる。
海馬は、過度なストレスに弱い。
対策として、
ストレスがかかかった時は、深呼吸が一番効く。
3秒大きく鼻から息を吸って20秒かけて鼻から息を吐き出す。
突発の頭が真っ白になる状況にも効果は抜群。
好奇心、新しいものとの出会い
シータ波という記憶力をアップしてくれる周波数がある。
記憶は、マンネリを嫌い、新しい場所や新しい出来事などは記憶が大きく定着しやすくシータ波が出る。
行ったことのないレストラン、食べたことの無い新商品、旅行など屋外に出ることはかなり刺激になり記憶が定着しやすくなる。
人間には場所細胞というものがあり、場所を移動することでシータ波が出て記憶力、仕事の効率アップなどの効果がある。
仕事の途中でコーヒーを買いに行ったり、気分転換に散歩に行ったりすることなども同様の効果がある。
反復について
理解、整理、記憶まで終わり一通り出来る状態まで持っていけたら
1日後、3日後、7日後で反復してアウトプットを行う。
(海馬は2〜4週間までしか記憶しないため)
アウトプットを繰り返し行うことにより記憶を定着することができる。
アウトプットの方法として
人に教えたり、グループを作って解説し合ったりして記憶する(一番効果が高い)
五感で感じたことを気付きも含めて言語化してみると忘れにくくなる。
(嬉しい、楽しい、不安、恐怖など様々なホルモンが出る時は、記憶力が向上する)
単語帳を使用する
暗記中、暗記済み、難問の束に分けて使用
必ず紙に書きながらと喋りながら
※シャドーでも良い(筋肉を動かして記憶する)
その他
決断は30秒以内で決める
(ファーストチェス理論、長く考えても判断結果は変わらないことが多い)
2分で終わる仕事はその場で終わらす
(小さな仕事が残り続けると脳が意識して覚えようとして無駄な容量を使ってしまう)
以上、前の内容を少しまとめて分かりやすくしてみましたー。
何かお役に立てれば幸いです!!
ホイミ
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