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「アリストテレスのまぼろし工場」封切り日決定記念「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」(岡田麿里関連アニメリンクあり)

数々のヒット作を生み出してきたアニメ脚本家の岡田麿里さんが「心が叫びたがってるんだ。」を世に出した時に執筆された、岡田麿里さん初の自伝。登場するアニメタイトルは「花咲くいろは」「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」「心が叫びたがってるんだ。」の3編のみだが、本書の読後にこれらの作品を観ると登場人物が岡田麿里さんと重なって見えてくる。各章冒頭の挿し絵もまた美しい。
#わたしの本棚 #学校へ行けなかった私が 「あの花」「ここさけ」を書くまで

表紙

はじめに

わたしがリスペクトしている「岡田麿里」さんが脚本と監督を担当した2本目の作品「アリストテレスのまぼろし工場」の封切り日が確定した。
「地獄楽」をはじめ、独特のタッチと熱量を持つMAPPA制作で、否が応でも期待が高まります。

#アリストテレスのまぼろし工場

ちなみに岡田麿里初監督作品は「さよならの朝に約束の花をかざろう」

#さよならの朝に約束の花をかざろう

学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで

本書の目次には章ごとに3行の内容紹介文が書かれています。本屋で見かけたら目次をざっと見てみると良いでしょう。
本noteも、3行の紹介文をそのまま書き写すことも考えたのですが、私が気になった箇所を書き出した内容にしました。

本書は岡田麿里さんの感性に満ちた筆致の文章が随所にちりばめられているのですが、とてもそれを再現することはできません
平凡な文章になってしまいますがご容赦願います

プロローグ 心が叫びたがっていたんだ

秩父ミューズパークの「心が叫びたがってるんだ」完成披露上映会で機材トラブルが起きた時の感情の揺れ動き・・「ああ、私はあの頃から何もかわっていないんだ」という言葉から、幼少期の回想が始まる

第一章 学校の中の居場所

小学校高学年で不登校になるまでの体験と、キャラをつくることで、クラスでいじめられる立場を脱却できた話

第二章 誰に挨拶したら良いかわからない

キャラをつくることでますます不登校に。救いは、大きくなった体と気弱な担任
6年で担任が替わり、最悪に
中学でキャラ立ちし、中学デビューするも、キャラ作りに疲れて休む
再登校時に小学校時代の「不登校児」のレッテルが貼られ、皆が優しく接してくれたことが決定打となり、以後5年間の不登校時代が始まる

第三章 一日、一日が消えていく

5年間の不登校と母親との関係
志賀直哉の「暗夜行路」が自分のことだと思った話

第四章 行事のための準備運動

不登校時の友人や教師、数少ない登校をした学校行事と修学旅行の時の感情

第五章 お母さんだってひどいことをしてる

母親に抱いた感情やエピソード

第六章 緑の檻、秩父

周りを山に囲まれた秩父は家の中と同じく檻のよう
作文が受賞したのが転機かと思われたが自分で芽を摘む
中学留年を高校に合格することで回避

第七章 下谷先生とおじいちゃん

中学時代の同級生がいない遠方の高校で高校デビューも、今までの経緯からキャラをつくりたくない一方、素の自分は不登校のせいで人付き合いが下手。半年で不登校生活に

第八章 トンネルを抜けて東京へ

高校で3年間担任だった下谷先生。話の流れで東京のゲーム学校に入学し、一人暮らしのため上京

第九章 シナリオライターになりたい

尖った生徒だらけのゲーム学校は不登校にならずに卒業
シナリオライターになりたいと思い、ゲームシナリオコースを選択
Vシネマの社長との出会い

第十章 Vシネマからアニメへ

テープ起こし、ゲームシナリオ、アニメシナリオ何でも引き受ける。買いたたかれても貧困でも楽しかった時期
手書きアニメシナリオのパソコン入力清書の仕事を通じて、アニメ製作には多くの人が関わっていることを知る
アニメは、そのすべてが自然のものがまったくない作り物で、「偶然良くなる」ことは決してない
原作改変でSNSに「死ね」と書き込まれてからの復活
(感想:アニメ「推しの子」第6話、第7話を想起するな)

第十一章 シナリオ「外の世界」

「自分自身を書いて」と言われて書いた「外の世界」
アドバイスで、母親視点も入れることに

第十二章 かくあれかしと思う母親を主人公にする

#花咲くいろは

第十三章 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

登校拒否児が主人公の物語

#あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない

第十四章 心が叫びたがってるんだ

#心が叫びたがってるんだ

エピローグ 出してみることで形になる何か

「心が叫びたがってるんだ」完成披露上映会の顛末と、その時に感じたこと

おわりに

岡田麿里さんの作品について詳しく知りたい方は、ユリイカがお薦めです

ユリイカ 2018年3月臨時増刊号
総特集◎岡田麿里 -『true tears』から『とらドラ! 』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』…そして『さよならの朝に約束の花をかざろう』

岡田麿里さんの作品は数知れずありますが、本書にそれらのタイトルは登場しません。
岡田麿里さんが携わったアニメのPVを貼っておきます
(私の未視聴作品を含みます)
(予告編は岡田麿里さん原作ではない映画などの場合があります)

#砂沙美 ☆魔法少女クラブ

22秒あたりに「岡田麿里」

#護くんに女神の祝福を

#こどものじかん

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#荒ぶる季節の乙女どもよ

#キミだけにモテたいんだ

#ひそねとまそたん

#空の青さを知る人よ

#かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち

#泣きたい私は猫をかぶる


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