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生きている間、一生懸命生きればいい

環境の変化についていかず、思うようにnoteの更新ができなかった。

仕事内容も変わり、心機一転という時期に、なんでか死というものに対する恐怖が大きくなった。

死というものは突然訪れるし、どう頑張ったって生きている時点でもう死に向かって一直線なわけで。

死がどんなものなのか、死んだら自分の意識はどこに行ってしまうのか…分からないことだらけで、私は死というものの怖さよりも、分からないことへの怖さを再確認する。

更新しない間、私は大切な人と離れ、隣町に住むまたちがう大切な人たちと再会した。

私の大学時代の恩師にも会い、他愛もない話をした後でポロッと「死ぬのが怖いんです」と話した。

そうすると彼は私を大袈裟に心配するわけでもなく、死に関する科学的な視点と、まだまだ分からないことだらけだということ、私より数倍頭の良い立花隆という人間が「臨死体験」という本を書いたが、立花にとってもやはり死というものはよく分からないままだということを教えてくれた。

そして、私にこう言った。

「生きているうちに、一生懸命生きればいいんだよ。」

この言葉を聞いたとき、私の中で膨れ上がっていた死への恐怖は小さくなっていった気がする。

分からないことだらけでも、死んでしまったら今の肉体のままでは動けないし、文章を書くことも、音楽を聴くことも、本を読むことも全てできない。

だから、死について100%分かったところで、私たちは死へ抗うことはできない。

結局、今生きているこの時間を一生懸命生きるしかないのだ。綺麗事のようだけれど、これ以下のことも、これ以上のこともない。私たち人間がわかっていることは、生きているうちしか一生懸命になれないということだけだ。

素直に、一生懸命に。私が生きていられるところまで、そう生きていけば良い。

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