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コーヒー道は続くよどこまでも

 ネタが無いのでまたまたコーヒーの話。

 せっかくプレミアムな豆を手に入れたからには、出来るだけ美味しく飲みたいと考えるのが人情です。ところが世の中そんな甘くはありません。

 「美味しいコーヒーの淹れ方」とかのキーワードでネットの海(死語)を検索してみると、様々な肩書きの人達が「最高の淹れ方」と称する方法を紹介しています。

 その肩書きは様々で、コーヒー豆のバイヤーだったり、什器メーカーだったり、老舗喫茶店だったり、著名なバリスタだったり……。

 素人の私は、そうした「その道の権威」の人達に倣ってコーヒーの淹れ方を学ぶわけですが、困ったことにそれぞれ異なったことを言うもんだから混乱してしまいます。

ざっくり分けて、

・豆とお湯の分量
・お湯の温度
・蒸らし
・お湯を注ぐ時間と量
・落とし切りの是非

の工程で、それぞれの主張が展開されています。

豆とお湯の分量

 コーヒー1杯分に、豆(粉)とお湯をどれだけ使うかです。豆は10グラム前後が多く、中には7グラムだったり15グラムだったり。お湯の量も様々で150グラムから230グラム。これらは豆の焙煎とも関連してくるので、各自の好みも反映されるようです。また、複数杯分を一度に抽出する場合、「1杯分の倍量」とする人と「2杯目以上は豆の量を減らす」人が居ました。

お湯の温度

 大体90℃前後が多いですが、これも様々で、80℃と言う人も居れば、沸騰したお湯が良いと言う人も居ます。

蒸らし

 粉に少量のお湯を掛けて膨らませる工程です。30秒と言う人が多いですが、1分と言う人や不要と言う人まで居ます。蒸らしに使うお湯の量も様々ですが、湯量全体の15〜20%の人が多いようです。蒸らし中に粉をかき混ぜる人とかき混ぜない人が居ます。かき混ぜない人もドリッパーを揺するなどするようです。

お湯を注ぐ時間と量

 大体2分で注ぎ切る人が多いようです。20〜30秒毎に3〜4回に分けて注ぎます。均等に注ぐ人や少→多→少と変化させる人も居ます。

落とし切りの是非

 落とし切りとはドリッパーに注いだお湯が落ち切るまで待つ手法です。これをやると「雑味が入る」と言って嫌う人と「良い豆を使えば問題ない」と言う人が居ます。

 もちろん、それぞれの経験や根拠から導き出された方法で、どれも間違ってないのでしょう。みんな違ってみんな良い。

 そもそもコーヒーの味は豆の種類や焙煎、使う道具、ドリップ方式、その日の気温や天候など、様々な要因で味が変わるはずなので、「これ」と、一つに決められないのも分かります。

 結局は先達さん達の方法を色々試して、自分に合った味と方法を探すより無さそうです。

 俺達のコーヒー道はまだ始まったばかりだ! ご愛読ありがとうございました。先生の次回作にご期待下さい。(打ち切り)

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