2023年鑑賞映像作品総括
昨年のまとめは一年分の総括が大変だった為、今年から上半期(1月~7月まで)と下半期(8月~年末)で分けて書こうと思います。鑑賞する際参考になれば嬉しいです。
※下半期の方がよく映画を見ていたので量多めです。
昨年分はこちら
上半期(2023.1~7)
ゴーンガール(2014)
ある日、主人公ニックの妻であるエイミーが消えた。リビングには争った跡。他殺?それとも生きてる?人間の容易な推測のシナリオにまんまと騙されて抜け出せなくなる。(恐らく監督の狙い)
後編で色々明かされた時、戸惑いを隠せなくなるのがいい意味で気持ち悪くて個人的には好きでした。スッキリする訳でもなくやり場が無い感じだけど。
サントラも映画にピッタリなダークアンビエントな感じで好きです、トレント・レズナー&アティックスロスありがとう。
ザ・コンサルタント(2016)
ベン・アフレック主演続き。今年は彼と割と縁があるようです。自閉症の会計士の話。ドラマ系では無いです。見てる側を退屈させないストーリー展開で、パズルのピースが合う感覚、パチッとハマる感じで気持ちが良いです。ラストも個人的にかなり驚きだった!
隣のヒットマン(2000)
殺し屋コメディです。いや、どちらかと言えばコメディ。話の内容もめちゃくちゃ分かりやすくて楽しいので気楽に見られる作品かと。なんでか見た後元気になれた記憶がある。サクッと楽しく見られる作品を求めてる方にはピッタリかも…?
ガール・オン・ザ・トレイン(2016)
主演のエミリー・ブラントの演技に脱帽。ゴーンガールと似たような文になっちゃうんですけど、彼女の演技の上手さで妄想と現実の境が分からず、最初はん??って思うんだけど自責が出来事をどう招くかが分かると「なるほど~!」って感じで面白かった。ただ、雰囲気はどっしりはしてるのである程度覚悟して見てね。
タイラーレイク命の奪還2(2023)
ネトフリオリジナル作品で、クリヘムが身体張ってアクションする作品です。とにかく満身創痍。前作を見てから是非今作を見てほしい。
ストーリーは単純だし、クリス・ヘムズワースの演技や強さみたいなのは勿論素晴らしいんですがここの制作陣のカメラワークや小道具の本気度が凄いです。見る上でストーリーとかはもちろんですが、裏方含め本気度が凄い!ってなったのは上半期ダントツこれ。
見た後に是非メイキングがYouTubeにあるので興味ある方は見てもらいたい…!
下半期(2023.8~12)
ヴァチカンのエクソシスト(2023)
夏頃、映画界隈・悪魔祓いものでは個人的に異例のロングランだったので観に行ったら派手で力技すぎるラッセル・クロウが観れて楽しかったです。怖いよりなんか面白さが勝つタイプ。今年は同じ系統だと神父は出ないが霊や悪魔について調べる夫婦が活躍する「死霊館シリーズ2作(無印とエンフィールド)」、元祖悪魔祓い「エクソシスト」、この作品と同じ神父さんを描いている「ザ・ライト」を割と同時期くらいに見たけど、入り込みやすいし薦めるならこちらかと。怖いのが無理という人でも大丈夫なはず!
犯罪都市、犯罪都市RoundUp(2017,2022)
コミカルさとアクションのいいとこ取りで何よりもマ・ドンソクのパンチの音が異様にデカくて笑った。だいたい拳で解決してくれるのが最高でスカッとするし、何より主演だけが目立つのではなくて取り巻く人物すべてキャラ立ちも良くて最高なのがこのシリーズの魅力だと思います。スカッとしながら笑いたい人にオススメ!ちなみに来年新作がやっと公開なようで嬉しいです…👏
イコライザー THE FINAL(2023)
個人的に私が好きなシリーズなんですが、シチリアにて舞台に悪いヤツ成敗が行われます。冒頭で少し心配になるマッコールさん(デンゼル・ワシントン)ですが、中盤からもういつも通りギャンギャンに懲らしめまくってます。痛々しい描写は恐らくシリーズ含めても1番だったんじゃないかなと思います。もしシリーズまだだよ、マッコールさんって誰?って方はぜひ1,2も併せてご覧下さい。素敵な人ですよ、私は好き。
インファナル・アフェアシリーズ(無印~Ⅲ)
日本でも「ダブルフェイス」としてリメイクされたドラマの元ネタです。先日、久々に見返す機会があり1は2度目、2,3は初めて観ました。
全シリーズを観てからまた1を見返すのではだいぶ印象が変わる作品。
2が過去、3が過去と現在を行き来する感じで時系列が少しややこしくなる部分もあるものの、話のベースが仏教も絡んでいるからか日本人にもスっと馴染む作品。だからこそ今でも人気なシリーズなんじゃないかと思います。
アンディ・ラウとトニー・レオンも名演ですが、ヤクザや警察の偉い方の演技も凄まじかった。
是非、この時代だからこそ見て欲しい作品。
首(2023)
これはキャスト・制作決定の時点で私がとても湧きました。特に推してる加瀬亮さんが北野監督作品に帰ってきたこと、そして信長を尾張弁でゴリゴリにやるというので本当にありがとうの気持ちです…!さて、贔屓は置いといて作品は血みどろ感と北野流コメディ(かと言ってコメディでもないというなんだか面白い立ち位置の作品)が合わさっていて、この人にしか作れない時代劇だなぁと感じたし、本編見るまではアウトレイジみたいに怖い雰囲気が漂うのかと思ってたので逆に驚きました。あと、この人も出てたのか…!とカメオキャスト探すのもめちゃくちゃ面白かったです。邦画は普段ほぼ見ないんですが、これはほんとに良かった!
オン・ザ・ロック(2020)
AppleTV+限定ですが、ソフィア・コッポラのコメディ作品。(iPhone買い換えてたりする方いたらトライアル3ヶ月無料あると思うのでその期間にぜひ)
私自身、映画に興味を持ったのがソフィア・コッポラのマリーアントワネットからなので、10代から感性はコッポラに育ててもらったみたいな節を勝手に感じています。(とても烏滸がましい)
そんな自分ももう30手前だし、私より歳を重ねた人も同年代の子もその下の世代も悩むであろう人間関係だったり、父子関係にコッポラ流の切り口で面白おかしく描かれていて喋りの中に「うんうん、そうだよね~」と共感したり、「それはお父さんやりすぎ!笑」と娘視点で注意したくなったりともはや"私たちの日常"でした。
愛に悩めるすべての人達にオススメしたい作品。
少し早いですが、12月は配信では多分数本くらい見れるけど、劇場はあと一本(ゴーストワールド)観に行く予定しかないのもあるし、何となくキリがいいのでこの辺で!
年末に見てよかったものがあればまた来年の総括か1月にでも番外編作って勝手に書くかします。
良かったら映画鑑賞の際、参考にして貰えたら嬉しいです。ではまた来年!
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