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2024/4/5 自民党 派閥政治資金問題 安倍派&二階派39人の処分決定

2024/4/5 夜のニュース比較

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政治

自民党 派閥政治資金問題 安倍派&二階派39人の処分決定

星アナ「今回の処分、舞台裏で決定にあたって、どういう判断があったんでしょう?」
山内アナ「まずポイントはこちら、国民の納得です。信頼を回復するためには欠かせません。けじめをつけるためにも、ある程度厳しい処分が必要と考えられていました。一方で、もう1つあったんです。それがこちら、党内の結束です。多くの議員を厳しく処分すれば、党内から反発が出て、結束が乱れる可能性もあります。党幹部の1人は、この2つのバランスを取るような、うまい案を考えないといけないと話していました。しかし、先ほど私が聞いた自民党の議員も、今のところの処分の結果、国民の納得も党内の結束も、いずれも十分とは言えない状況ではないか?と話していました。」
星アナ「岸田政権への影響、今後どうなる?と見られていますか?」
山内アナ「厳しい政権運営が続きそうです。この前お伝えしたように4・28、4月28日には衆議院の補欠選挙の投開票が行われますが、ある与党幹部は補選は処分の評価を受ける機会になると話していました。更に岸田総理はこれまで最大派閥の安倍派に支えられていた面もありますが、今回の処分で、もう岸田さんを応援することはないという議員までいます。二階派も含めて反発が強まれば、岸田総理が目指す総裁選挙の再選、これに影を落とす可能性もあります。」
星アナ「そうなると、総裁選挙からの逆算うまくいかなくなる可能性もあるのでしょうか?」
山内アナ「はい、そうなることもあります。岸田総理としては逆算して政権浮揚を目指すと見られます。先ほど、岸田総理、決意を示していましたが、今後の政権運営の行方は政治資金規正法の改正など政治改革を後半国会で実現し、信頼を回復出来るか?にかかってきます。」

NHK:ニュースウオッチ9

大越アナ「今回の処分については、本当に自民党の中には不満のマグマというものが溜まっていると思うんですけれども、ただ一歩引いて考えてほしいのは、日本の政治は今どういう風に見られているのか?ですよね。国会では少子化対策、あるいは大事な外交安全保障政策という議論が、どうしても政治とカネの議論にエネルギーを吸い取られてしまう、と。そちらが脇に追いやられがちになってしまう。この罪は非常に大きいと思います。ですので、その罪深さというのを、本当に心に刻んでもらわないと、岸田政権の命運もさることながら、民意が政治から更に離れてしまうことが心配です。」

小栗泉氏(日本テレビ 解説委員長)「安倍派の5人衆の中で差がついているのは何でなのか?党内からは、萩生田さんを守りたい人がいるんだねですとか、次の総裁選挙をにらみ、変な線引きが行われている。つまり、処分を軽くして、次の総裁選で味方につけるための駆け引きじゃないか?といった趣旨の不満の声というのが聞かれたんです。」
藤井アナ「いやあ、何でこんな不満の出る形に落ち着いたんでしょうか?」
小栗氏「そうですね、やっぱりこれはキックバックがいつ?誰によって?どう始まったのか?こういった実態解明がされずに、あいまいなまま、まずは処分を、という風にしたところ。ここに無理がありますよね。」
藤井アナ「これで一区切りというより、明日から大変ですよね。」
小栗氏「まさにそうなんです。実際、塩谷さんは党の代表としての責任はあるだろうと岸田総理・総裁も処分を受けるべきだと公然と批判しています。他の処分対象者からも、岸田さんはもう詰んでいる。処分が出てスタート、政局のゴングが鳴るといった声が聞かれました。」
藤井アナ「いやあ、ちょっとしっかり説明しましたけども、どういう印象ですか?」
シシドカフカ氏「こうやって細かく説明して頂くと、色んな矛盾が浮き彫りになるなという風な印象は受けましたね。こういう説明と数字が、わかりやすいものが並ぶと、ちょっとわかりやすいので、これをきっかけに若い世代が政治に関心を持ったりだとか、参加するきっかけになればいいかなとは感じました。」
藤井アナ「ただ、いつか選挙があると思いますけれども、その時には必ずこういった処分、そして不記載の額というのは出てくることになると思いますんで、まさに明日以降大変なことになりそうです。」

日本テレビ:NewsZERO

藤森アナ「永田町、自民党内では処分を巡って不満ですとか大騒ぎのようですけど、処分の決め方も重さもよくわからないですね。」
宮本晴代氏(23ジャーナリスト)「そうですね。重さもわかりませんし、そもそも真相解明がされてないので、妥当かどうか?という判断が、まずつかないというところですよね。」
藤森アナ「その中で今回の大きな差になるのが、党員の資格停止と党の役職停止ということなんでしょうか?」
宮本氏「その通りです。そこの間に非常に大きな溝があります。具体的には党員資格の停止となりますと、選挙で党から公認されないということになります。となると、選挙で戦う時に全て自分でやらないといけない。党からのヘルプが来ない、お金も人も助けてもらえないということで選挙の弱い議員にとっては政治生命が絶たれる可能性がある。なので、非常に揉めた訳です。」
藤森アナ「その中で処分の基準になっているのがこちらなんですが、派閥の幹部の一員であること、または2000万円以上という多額の不記載があったことなどなんですね。この基準で見ていきますと、萩生田前政調会長はいわゆる安倍派の5人衆の1人ですけど、不記載額は安倍派の幹部の中で最も高い3000万円近いということですが、ただ処分に関しては役職停止、下の方に留まった。これ、どういう違いなんですか?」
宮本氏「実は、萩生田さんを巡って処分どうするか?非常に揉めました。萩生田さんって既に政調会長というお仕事を辞めている訳です。なのに、党の役職停止、意味ないです。言わば、学校に来ていない生徒に、あなた停学処分ですと言っても、そもそも来てないから意味ないですよね。それと同じなんです。なんですけれども、岸田総理は次の総裁選で自分がまた出る時に萩生田さんに応援についてほしいと考えているんです。萩生田さんをもし味方に引き込めば、萩生田さんを慕っている若手とか中堅とか、そういう人達が自分についてくれるんではないかと、言わば下心が透けて見えるんですよね。」
小川アナ「どこを向いているんだろう?というね。処分だというのに議員の都合で決められているという、どこまで身内に甘いんだろうと思うんですけれども。」
マライメントライン氏(ドイツ公共放送東京支局プロデューサー)「そうですね。今回は目立った人に、とりあえず処分を与えましたという風に私は見えるんですね。ただ、自民党の道義的責任はどうなるのか?そのトップである岸田首相はどうなるのか?そこら辺は結局ここだけ集中することで、すごく目を逸らしているようにしか見えないんdすね。」
伊沢拓司氏(QuizKnock CEO)「本当に一人一人の処分も違うし、そもそも理由がわからないとなると、我々語りようがなくなってしまいますよね。喋れることが少ないなと思ってしまいます。そうなると、それは政治の無関心になったり、議論が起こらなかったりに繋がって、ゆくゆくはもしかしたら彼らが得してしまうかもしれないけれども、こんな状況だと本当に日本の行く末が怖いなと思ってしまいますね。語れないというところが凄い問題だなと思います。」
藤森アナ「この処分が十分なのかどうなのか?で、500万円未満の議員の皆さんに対しては注意だけ。それからトップであります岸田総理については処分がなし。我々の民間企業の感覚ですと、トップ責任絶対取るでしょと思いますけど。」
宮本氏「ここも私達の驚きポイントの一つですよね。なぜ総理が自ら自分を処分するということをしないのか?その背景を取材しますと、総理は今年の1月に裏金事件を受けて自分の派閥、宏池会、岸田派ですね、解散しますという風に決めたんです。これが総理にとっての言わばけじめだったという訳なんです。なので、岸田総理本人は不記載があった訳ではないですし、これで十分だろうということなんですね。なんですけれども、やはり党内からも不満が出ています。自民党のある大物議員です。日本はトップが責任を取るべきと、そういう風土がありますよね。なので、このまま何もしなければ、党内からも火を噴くよということを言わば警告して訳です。もう1つ付け加えますと、今日記者会見、党紀委員会が終わった後、茂木幹事長が記者会見をしました。企業の不祥事で考えたら、トップが出てきて会見をするんですよ。だけれども、今回記者会見誰がやるか?直前まで揉めました。総理がやるか?幹事長がやるか?押し付けあったんですけれども、結局総理はやらなかった。トップが火中の栗を拾わない。これでいいのか?というところですよね。」
藤森アナ「これでいいのか?星さんは、こうおっしゃってます。永田町と国民の認識、ここまでずれていることは今までなかった、と。国民は「何も解決していない」と呆れている。この声は全然届いていないんだよなあということなんでしょうね。」

(街の声)

宮本氏「街の方、諦めしかない。そもそも関心がないから、今どうなってるのか?知らないという方も正直多かったと思います。そもそも裏金の問題で国民が怒っているのは、お金を何に使ったのか?本当に詳しいところがよくわからない、説明が聞けてないですよね。もう1つは、なぜこれが始まったのか?どういう経緯で最初始まったのか?というところが、よくわからないまんまなんですよね。だから、収まらないというところですよね。」
小川アナ「それなのに、再発防止に尽くすと言いますけど、このようなことがわからないままでは、何が問題で、そこにどのように対処していけばいいのか?という効果的な対処が出来ない訳ですよね。真相究明なくして再発防止はないはずですよね。」
マライ氏「そもそも今回立件されてないのは大きな問題だと思っていて、結局自民党の主観なんですよね、今回の処分というのが。そこには客観的なルールは存在しないんですね。例えば、ドイツ人なんですけど、ドイツだと違法な収入があった場合はどうなるか?と言うと、その違法な収入とか違法なお金の3倍の罰金が発生するんですね。そういうルールになってるんですね。でも、日本だと、そういう具体的なルールが存在していないので、結局何かこう党のそういう処分で終わってしまうんですね。結局、裏金の立件構造のメカニズムがどうなってるのかも解明されないまま、終わってしまう。だけど、じゃあ国民は本当に真相を知りたいのかな?と思うこともあるんですね。何か自分の生活で追い詰められて、苦しくて、とにかく自分の生活環境に、とにかくお金が最終的に入ればいいや。細かいことは気にしない。何かそういう呆れた声も聞くんですね。そこはすごく気になるんですよね。例えばドイツだったら、不満あるんですよね今も政権には。あるんですけど、色んな政党があって、捌け口がちゃんと存在するのが違うなと感じます。」
小川アナ「捌け口が今日本にはないということがありますか?」
マライ氏「ないということですね。」
伊沢氏「何かこのニュースを見てて思ったのは、昨日今日くらいで台湾の人達がなぜ震災があった時に日本にも色々な所にも寄付をするのか?という論説を読んだんですけど、彼らはやっぱり政治的に非常に自分達が関心を保っていないと国というシステムが壊れてしまうし、脅威にさらされうるから、自分達の身の周りのことは自分達でやらなきゃいけないんだ。だから、被害を受けた人には助けるし、そして自分達でも助け合うしっていうのを読んだんです。日本の人達は、やっぱりそうではないですよね、現状においては。もちろん頑張ってる方もいっぱいいるけれども、自分達の身に何かがある、明日生活が脅かされるかもしれないというリスクは正直薄いじゃないですか。ってなった時に、やっぱり政治に関心を持てない状況には、なってしまっている。それはとても良いことかもしれないですけど、このままゆっくりと腐っていく可能性もありますよね。そう考えると、我々が本当に即物的な興味の中に生きていていいのか?メディアは即物的な興味ばかりを与え続けて、昔何かが起こったニュースについて掘り返したりすることがすごい少なくなりましたけど、それでいいのか?このループ、即物的な興味を与える、受け取り合うループというのを、どこかで止めないと、本当に大きなところに気付いたら、大きな過ちを犯している可能性があるなと思うので、そのために僕も普段教育の分野ではやってますけど、もっともっと我々がどこかで立ち止まって、自分達の興味関心について、一度考え直す必要があるんじゃないかなと思いますね。」
小川アナ「私達が選んだ方々が起こしたことでもあるんですよね。」
宮本氏「そうですよね。だから、誰が政治家になっても同じと言うのは無関心の極みで、これすごい怖いことなんですよね。好きにならなくてもいいんですけれども、せめて怒りを持って、これからも見ていかないと本当に怖い世界になっちゃうと思います。」

TBS:news23

自民党派閥裏金事件 安倍派&二階派議員ら39人の処分決定 経済政策も変化か?

“積極財政派”の自民党 西田昌司参議院議員は派閥からキックバックを受け取った議員の1人だが、キックバックは5年間で411万円だったため処分の対象にはならず厳重注意に留まった。西田氏が本部長を務める財政政策検討本部は積極財政派が中心となった集まり。かつては安倍晋三元首相が最高顧問を務めていた。4日、財政健全化推進本部の会合が開催。財政健全化推進本部は財政政策検討本部とほぼ逆の政策、財政健全化を訴えている。積極財政派の議員の多くが処分の対象となったが、財政規律派(財政健全化推進本部)はほとんどが無傷。財政規律派と積極財政派の天秤が逆転したことで今後の国の方針が変わるのか?
2022年度追加経済政策では政府は25兆円程度の予算を試算していたが、最終的には29兆円規模に膨らんだ。自民党のパワーバランスが逆転した結果、財政規律を重視した政策になる可能性がある。今後の焦点は「骨太の方針」をめぐる攻防。

テレビ東京:WBS

台湾地震

国際

その他

国内初 水素とバイオ燃料のハイブリッド船 実証実験成功

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・CO2削減に効果 水素とバイオのハイブリッド
・クリーンな船舶 振動・騒音・排ガス少ない
・船舶以外にも様々な動力源に応用への期待

フジテレビ:Live News α

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テレビ東京:WBS

日本テレビ:NewsZERO

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