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2022/10/3 臨時国会 岸田首相 所信表明演説 最優先課題「経済再生」

2022/10/3 夜のニュース比較、文字起こし

政治

臨時国会 岸田首相 所信表明演説 旧統一教会問題でヤジ

国山アナ「今日臨時国会が初日を迎えた訳ですが、JNNの世論調査を見てみますと、岸田内閣の支持率2ヶ月連続で過去最低を記録しています。」
小川アナ「そんな中で岸田内閣は明日で発足から1年が経つ訳ですけれども、支持率がここまで下がっている要因はどこにあるのでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「最大の理由は旧統一教会の問題で岸田総理がリーダーシップを発揮出来ていないということですね。とりわけ自民党の調査・点検の問題は、あまりにも不十分で次々と新事実が出ている訳ですよね。その典型が山際大臣だと思います。岸田総理も、これはもう辞任は止むを得ないなという考えに傾いているという風に見えますね。それで、本来はこういう時は官房長官とか幹事長が岸田総理の意を受けて、山際大臣に辞任を迫るということなんですけども、今の政権はそういう体制にありませんので、ズルズルとこの問題が長引いて、政権自体のダメージになってくる、と。そういう構図ですね。」
国山アナ「そうした中で岸田総理が今回の所信表明演説で最優先と位置付けたのが経済の再生です。特に家計、企業の電力料金の負担の増加を直接的に緩和する前例のない思い切った対策を講じます、などと述べて、電気料金の負担軽減には意欲を示しているということですね。」
小川アナ「前例のない思い切った対策ということですけれども、具体的にはどんな負担軽減策を考えているんでしょうか?」
星氏「当面は政府の補助金によって、電力料金の軽減するということなんですが、それと並行してどうやら原発の再稼働を狙っているんですね。冬になると電力不足ということで停電も想定されますよ、というキャンペーン的なものが動いている中で、原発の再稼働に舵を切っていこうということなんですけど、本来原発は規制委員会のチェックを受けてから再稼働していくことなんですけど、今政権が画策してるのは、規制委員会のお墨付きがない形でも、ある条件を整えれば、再稼働に踏み切れるという枠組みを作っていこうという狙いなんですね。ただ、こういう非常に重い問題を体力がなくなって支持率が下がっている政権が出来るのかどうか?という問題もありまして、これも実は岸田政権の年末から年末に向けての非常に大きな課題となって、のしかかって来ると思いますね。」
小川アナ「足元が大きくぐらつく中で臨時国会がスタートするということになります。」
TBS:News23

値上げの秋 税制改正で負担増も 物価高が直撃している現場は

小木アナ「スーパーでお客さんの声も店側の声もいろいろ聞いて、一番心に残ったことは何でしょうか?」
大越アナ「生活防衛の段階にもう入ってるな、ということを真っ先に感じましたよね。買う側からすれば、一品目あたり5円とか10円の値上げでも、それをたくさん買い物カゴに入れて、レジで計算してみると、えっ、こんなに?という風に感覚があると思いますし、一方、売る側のお店の方もやっぱり良い物を安く売りたいという本来の商売の気持ちからすると、やっぱり非常に咎めるところがあるということで、双方共にギリギリ綱渡りだという風に感じました。自助努力の範囲というのは超えているんじゃないか?という風にも感じました。だからこそ、今まさに政治の出番だと言えるんですが、もうこれ現在進行形で取り組んでいなくてはならない問題です。」
テレビ朝日:報道ステーション

岸田首相 所信表明演説 物価対策&賃上げに全力

田中アナ「今日臨時国会がスタートしましたが、この岸田総理の所信表明演説、どのように受け止めましたか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「要するに、何よりも経済のウエイトが高い演説だったと思うんですね。演説全体の半分以上が経済を占めていたというのが印象的でしたよね。要するに、国民生活の安定取り戻すということは、政権の浮沈を左右するという風に見ているからでしょう。」
田中アナ「そうですね。その経済の話の中でも真っ先に取り上げていたのが物価高、そして円安への対応ですよね。」
滝田氏「そういうことになると思うんですが、ピンポイントで挙げていたのは電気料金の問題なんですよね。そして、電気料金については自民党の萩生田政調会長がこう言ってる訳ですよね。値上がりを半分くらいに抑えますよ、ということを言っていた訳です。そのために補正予算でドンとお金を積むことになると思います。」
田中アナ「ただ、この家計の負担分を財政支出で支えるということになりますと、相当なお金が必要になりますよね?」
滝田氏「はい、そうなんですよね。たしかに国債の発行というのは、ある程度増えると思うんですけれども、一方では政府には兵糧米もあるんですよね。例えば、過去の超円高の時の為替介入で得たドル資金なんかが、それにあたるんじゃないかと思うんです。」
田中アナ「具体的には、どのくらいの資金なんでしょうか?」
滝田氏「ちょうど1ドル80円くらいだった2010年と2011年の2年間で、介入16兆4000億円のドル買い介入を行ってる訳ですよね。そのお金を、今1ドル140円台ですから、逆に円買いドル売り介入を実施するということになりますと、1ドルあたりで、ざっくり言って60円の儲け、為替差益が出る勘定になる訳ですよね。この為替差益が税外収入として入ってくるということになると、どうでしょう?計算すると6兆円くらいの規模のお金が入ってくることも考えられると思います。」
田中アナ「この介入などの手段で時間を稼いでいる内に、経済の立て直しというのが急がれますね。」
滝田氏「はい。具体策は例えば、半導体関連の企業を国内に立地させるとか、日本企業の国内回帰を促すといった具合で、円安で回復してきた日本の国際競争力を活かした策というのがピンポイントになってくると思います。」
田中アナ「円安のメリットを活かしていくという話もありましたね。」
滝田氏「はい。」
テレビ東京:WBS

ノーベル賞

ノーベル医学生理学賞発表 注目のワクチンで駆け引き

田中アナ「今年のノーベル医学生理学賞はDNA解析に基づく人類の進化の研究ということで、スバンテペーボ博士に授与されましたが、この分野で言いますと、新型コロナウイルスのmRNAワクチンというのが有力候補にあがりますよね。」
滝田氏「これはいつ受賞してもおかしくないし、受賞したら3年分くらいの価値はゆうにある研究成果だと思うんですよね。ただ、このワクチンに関しては気になるニュースがちょっと最近あったんですよね。」
田中アナ「最近?何でしょう?」
滝田氏「それはファイナンシャルタイムズが報じているんですけども、モデルナが開発したmRNA型のコロナワクチンについてなんですね。このワクチンについて、中国での販売交渉が行われたんですけど、それが破断、要するにキャンセルになってしまったという経緯が明るみに出た訳です。要するに、中国がその技術の中核的な技術を明け渡せ、と求めて、モデルナがそれを拒否したという、そういう舞台裏なんですね。」
田中アナ「拒否した。なぜモデルナは拒否したんでしょうか?」
滝田氏「それは当たり前のことですよね。発明の努力とか、独創性というのは本当に重要なんですけど、それが侵害されかねなかった訳です。無理強いのカンニングをやっているようなものですから、そういうやり方はいただけないばかりではなくて、肝心の技術を海外から導入することも阻んでしまうという意味で今回のやり方、本当に良くないと思いますね。」
田中アナ「だからゼロコロナ政策をやめられないというところにもつながってくるのでしょうか?」
滝田氏「はい、その帰結だと思いますね。」
テレビ東京:WBS

国際

ウクライナ軍 東部要衝を奪還

青井アナ「核戦力の使用も辞さない構えを示すプーチン政権に対して、アメリカのブリンケン国務長官はロシアが核保有国の責任を放棄しているとして非難している訳です。一層、国際社会で注意深く監視する必要がありますよね。」
田中アナ「そうですよね。核兵器を使うということは決して許されませんよね。そして、プーチン政権の内部ですよね。とりわけ戦争を遂行している軍関係のリーダーの亀裂。これが表面化してきたようです。プーチン大統領の指揮命令系統がどこまで機能しているのか?ロシア軍内部の不透明感は、ここにきて一段と増しているように感じます。」
NHK:ニュースウオッチ9

英国 所得税率引き下げ案を撤回

田中アナ「イギリスのトラス政権が3日、高所得者に対する所得税の減税案を撤回する、と明らかにしました。」
滝田氏「要するに、インフレ下での大型減税は、やっぱり無理があると市場が思った訳ですよね。発表後、つまり撤回を受けて、イギリスのポンドが持ち直したのを見ても土壇場、ギリギリの決断だったんですけど、ひとまず軌道修正、賢明だったんじゃないでしょうか。」
田中アナ「発表からこのような動きをして、持ち直していますね。そもそも、なぜここまで市場が反応したんでしょうか?」
滝田氏「イギリスは対外債権国である日本とは違って、対外重債務国なんですよね。しかも重債務の規模が100兆円を超えている訳ですよね。今までうまいこと言って、海外の資本を引き入れてきたんですけれども、今回は財源の裏付けのない大型減税、つまりでトラス狸の皮算用じゃないか?と言って、マーケットは引いちゃった訳ですよね。市場の圧力というのは、この辺に由来してたんだと思います。」
田中アナ「このマーケットが不安定な中で、タイムリーなメッセージというのを発信する重要性高まっていますね。」
テレビ東京:WBS

タリバン政権から1年あまり 「アフガニスタンを忘れないで」

田中アナ「日本ならではの支援として、アフガニスタンでも女性の仕事として認められている助産師の育成をし、育成の一環として英語やパソコンを教えているそうです。ダメな中でも出来ることを探す。これが日本流の支援だということです。」
テレビ東京:WBS

その他

日銀短観 大企業製造業 景気判断は3期連続悪化

山内アナ「こうした様々な企業の工夫、この今の状況でいかに難しいか?というのも物語っていますよね。」
青井アナ「その中で日本経済の回復に向けて必要なことは何か?聞きました。三菱総合研究所の武田洋子政策・経済センター長は次の2点が重要だとおっしゃっていました。まずは企業が賃金の引き上げに踏み切ること。生き残りのためにはよい人材を確保することが欠かせないということでした。2つ目のカギは投資です。企業の現預金が投資に回れば、イノベーションなどを通じて成長力を高めていくことも期待出来るということです。簡単なことではありませんけれども、企業側の思い切った意識の転換も大切かもしれません。」
NHK:ニュースウオッチ9

Tポイント&Vポイント 統合協議へ

有働アナ「自分にとって、どこが都合よく貯められて、使いやすいのか?というのを、ちょっと考えてみようかと思います。」
日本テレビ:Newszero

Tポイント&Vポイント 統合へ

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・「ポイ活」還元率に注目 値上げが続く中
・互いの強みを生かしながら弱みを補う統合
・ビッグデータ活用へアクティブユーザー増を

三田アナ「今、決済サービスも多様化していて、ポイントの種類もたくさんある中で、なかなかポイントを使い切れないという方も多いと思います。ユーザーにとって利便性が高くなることを期待したいと思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

<ドウスル?>櫻井翔取材 パパ育休「キャッシュ」悩み

有働アナ「人事の面で考えると、男性が当たり前に育休を取れる会社って、女性も働きやすいということですから、人材がそこに集まりそうだと感じますし、中小企業とか、それから人繰りが大変な会社でも、何とか取りやすくなるようになってほしいですよね。」
櫻井翔氏「そうなんですよね。その点、お話を伺ったみなさんも、まさに課題だ、という風に話されていました。取りたいと思った方がストレスなく休める環境が更に整っていくといいなあという風に感じました。」
日本テレビ:Newszero

全日空 環境配慮の特別塗装機体「グリーンジェット」公開

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・CO2削減の航空機 日本企業開発の新素材
・組み合わせ型→すり合わせ型 環境性能重視
・モノづくりの強み生かした航空機開発を

三田アナ「以前ANA HDの片野坂会長にお話を伺った際に今年最も力を入れたいことに脱炭素をあげていらっしゃいました。航空バイオジェット燃料の国産化、量産化と共に、今回のように燃費そのものを向上させる機体の登場によって、更なる脱炭素化の加速が期待されます。」

フジテレビ:FNN Live News α

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