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No.1プリティ文殊菩薩「般若寺」コスモスと紫陽花!白鳳時代阿弥陀如来と胎内仏【西ノ京シリーズ】【京街道シリーズ】

大和国と山城国との交通の要衝として栄えて来たとされ、奈良時代の古瓦が出土していることから、創建は遅くとも奈良時代にまでさかのぼると考えられている。

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変更履歴
2022/06/15 映えスポを見に参拝したので更新
2022/06/10 初版

▼HP

▼アクセス

奈良県奈良市般若寺町285-10(奈良市般若寺町221)

▼本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

→般若寺

 鎌倉時代作で上層部が楼門としては特異な構造をしており、国宝に指定されている。下層は吹き抜けになっており、そこを通して大きな十三重石塔@重文を覗くことも出来る。

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 鎌倉時代のもので国宝と書いてありびっくり。屋根の反りが美しい楼門で、室町・戦国時代の度重なる合戦の渦中におかれながらも奇跡的に兵火をのがれた。楼閣づくりという意味の「楼門」建築では日本最古。

 日本一のプリティ文殊菩薩@重文が本尊。2017年のアベノハルカスで行われた「西大寺展」で文殊菩薩4体見比べゾーンで、かわいさで勝負していた文殊が見どころの1つ。

◆西大寺vs法華寺vs般若寺vs大智寺の「文殊菩薩」見比べ対決!!◆
 日本一のプリティ文殊菩薩!?幼げな顔で、台座の迫力に負けている。顔が「僕負けないよ」と言っている。このプリティ文殊菩薩が大人になった姿が興福寺の東金堂の文殊菩薩と勝手に思っている。

 境内入口は隣の牧場から馬糞の匂いがした(笑)。大阪からのバス観光客と思われるおばちゃん曰く「奈良の名前は”おなら”から来たんやって」「だからこの匂いか~」という言葉をスルーして境内のコスモスを楽しんだ。やっぱ、奈良の花の寺は道が狭いので、花に囲まれた感がすごい。

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 どこに何があるかがわからないぐらい境内一面コスモス。そのなかで顔ハメパネル発見!!

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 般若寺の霊石「まかばら石」発見。「光明真言」という、仏の光明遍照を讃えた「羅尼(呪文)」の中にある語句が「まかばら」だそうだ。

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 謎の呪文が書かれていたが、「あぼきゃ」は不空成就如来を指し、「べいろしゃのう」が大日如来、「まかぼだら」が阿シュク如来、「まに」が宝生如来、「はんどま」が阿弥陀如来を表し、所謂、金剛界五智如来ということだ。なるほど、石は5個あるんだなと思いましたが、6個ありますが。。2022年は3つになっちゃった・・・・・。

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 では本堂です!

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 2017年全国3カ所で行われた『西大寺展』で気に入った通称「日本一のプリティ文殊菩薩(造語)」と再会した。元々は秘仏のため保存状態が良い。本堂では高いところに安置されているため、西大寺展と違い、かわいさと厳しさを感じる仏像になっていた。さて、右側には江戸時代の不動明王を安置していたが、周りには安倍文殊院の「渡海文殊菩薩@国宝&脇侍@国宝」達も安置されていることを確認した。本来は、安倍文殊院と同じ祀り方だったのかもしれない。最後に仏師は康成と康俊。康俊は南都慶派で運慶の孫である。


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 境内に入った瞬間、目に飛び込んでくる「十三重石宝塔@重文」の周りをコスモスが囲んでいる。重文の石宝塔を持つ寺は多く、心打たれることはなかったのだが、この寺の石宝塔は価値がある。四方には、薬師、釈迦、阿弥陀、弥勒が彫られている。確か、興福寺の五重塔内部に安置している仏像たちと同じだなと思った。

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 本堂裏側に周ると白鳳時代の阿弥陀如来立像の特別公開が行われていた。別途、200円を支払わないといけないが、奈良っぽく良心的だ。是非是非行くべし!!

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 白鳳時代の秘仏「阿弥陀如来立像」と「胎内仏 大日如来」もあり、春秋に公開する。

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 入り方が独特で、写真の通り銅鑼をたたくと、内側から扉が開く仕掛けになっています!!自動だと思っていた人も多かったようですが、人の手で扉が開く仕様です!?みなさん驚く・・。

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 さて、白鳳時代の「阿弥陀如来立像@重文」は石宝塔から出てきた代物で、聖武天皇が平城京鬼門のこの寺に置いたようだ。なお、持統天皇の持念仏と考えられており、さらに、胎内仏として「地蔵菩薩」、「大日如来」、「十一面観音」が発見されており、こちらも展示されていた。最後に平安時代の阿弥陀如来立像も安置されていた。

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 人が融合できない幅の小路で、両側にコスモスが咲いている。これが奈良の寺の良いところですよね~。

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 「経蔵(きょうぞう)」は般若寺境内の右側にあり、本尊は明治の廃仏毀釈で失われた「超昇寺」の脇仏だった「十一面観世音菩薩@室町時代」となっている。

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 「経蔵」背後を振り向くと石宝塔と本堂とコスモスのコントラストが綺麗な場所発見。境内を激写したが、写真の腕がないのが残念。。。

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 コスモスが有名な寺。秋口は秘仏公開もあり、コスモスが咲き乱れるため、時期を考慮し、行くのが良いだろう!!

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→般若寺:紫陽花ガラスボール(2022年06月)

 寺の前を通るので行ってみた!駐車場は30分以内なら無料で回転率を高くする作戦!?

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▽おまけ

 般若寺の楼門側に牧場がある。実際に牛が飼われていて、間近に牛たちを見学することもできる。「植村牧場のソフトクリーム」は350円で、搾りたての新鮮な牛乳からソフトクリームの原液が作られているようで、濃厚で美味しい。般若寺の楼門を見ながらいただきました。

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 ソフトクリーム以外にも牛乳や牛乳のキャンディーなどの商品が置いてあります。アップルパイが隠れた銘品です!!

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▼旅行記



▼セットで行くところ

▼仏像展

▽2017年 あべのハルカス『奈良西大寺展(前期)』

◆西大寺vs法華寺vs般若寺vs大智寺の「文殊菩薩」見比べ対決!!◆
 日本一のプリティ文殊菩薩!?幼げな顔で、台座の迫力に負けている。顔が「僕負けないよ」と言っている。このプリティ文殊菩薩が大人になった姿が興福寺の東金堂の文殊菩薩と勝手に思っている。


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