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紅葉!慶派で運慶次男坊・肥後定慶「石龕寺」-丹波・篠山-【兵庫】

仁王門には運慶息子・肥後定慶作の「仁王像@重文」が安置されている。慶派らしい力強い写実的な仁王像だが、東大寺の運慶・快慶とは一味違う女性らしさを感じる仁王像。肥後定慶の代表作は大報恩寺の変化六観音で、観音については肥後定慶が慶派で一番だと思っている。聖徳太子開基とされる古刹にして、足利氏ゆかりの寺だけあり、金があったのでしょうね~。

変更履歴
2021/09/22 初版

▼HP

丹波市観光協会

兵庫県公式観光サイト HYOGO!ナビ

▼アクセス

兵庫県丹波市山南町岩屋2番地
 or
兵庫県丹波市山南町岩屋3

▼見どころ

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やべ、紅葉の期待が膨らむ。

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仁王門には運慶三男坊・肥後定慶作の「仁王像@重文」が安置されている。

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 肥後定慶と言えば京都の鞍馬寺「聖観音像@重文」や千本釈迦堂「六観音像@重文」など観音像のイメージが強く、どこか女性的な美仏が多く力強さと忿怒の仏はどうなんだろうと思いましたが、さすがは慶派!!
 で、これを見ていると京都舞鶴市の松尾寺の金剛力士を思い出した。

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山門を超えると色づいている木々が現れます。歩き疲れた足も復活した気になります。意識が上に行きすぎて、なんどか躓きました。。

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 右側の木々が見どころになっています。良い感じです。ちなみに、この寺の山門以降の寺内は織田信長により潰され、荒廃したようです。そして、足利尊氏の手により復興。こんなところまで、信長の影響があったのですね。
 さて最後の急な階段を上れば本堂です。

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 火災で焼失し、室町時代に奥の院のものを山奥から持ってきたのが現在の本堂です。堂内には毘沙門天が安置されていますが、扉が閉じられていました。面白いもので、紅葉目当ての人も私たちが堂内をペンライトで照らし覗きこむと、みんな覗きこみだします。

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 本堂左に「仏足」があります。普通、向こう側を向いている仏足が多いのですが、こちらを向いていますね。出来れば、この仏足に登りたいのですが、そういうルールではないのかな。。ちょっと人が多いので止めておきます。

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本堂左横に建て替えられ真新しい薬師堂があります。チーム薬師が勢ぞろいです。チーム薬師とは本尊「薬師如来」、脇侍は「日光・月光菩薩」、周りを「十二神将」がお守りする体系を示します。

▼セットで行くところ(旅行記)


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