見出し画像

国宝だらけ!女人高野「室生寺」は龍王寺?室生寺から譲り受けた「安産寺」とこの地域の神社仏閣は深い!

681年に役行者によって開かれた古寺!これでもかという国宝たちで、土門拳や入江泰吉を魅了。江戸時代には、徳川5代将軍綱吉の生母・桂昌院が修復し、高野山が女人禁制だったため「女人高野」とし、女性の参拝者が足を運ぶようになりましたとさ。
ちなみに、室生寺は、次NOTEの神社を守る神宮寺として開かれたとも言われており「龍王寺」と呼ばれていた時もあったとのことです。

画像6
2021年12月
画像7
2021年12月

変更履歴
2023/10/20 動画リンク(
https://www.youtube.com/watch?v=noHK9SE_KN0
2022/04/20 仁王門追記。動画リンク
2022/02/14 仏像動画リンク
2022/02/05 初版


▼HP

安産寺
室生寺

▼アクセス

安産寺:奈良県宇陀市室生三本松2932
室生寺:奈良県宇陀市室生室生78
     ※有料駐車場500円が多い。

▼見どころ

▽安産寺

 室生寺の金堂に安置されている「釈迦如来立像@国宝」の脇侍「子安地蔵@重文」が安置されている!!
 毎月9日が御開扉で、それ以外は事前予約が必要。どっしりとした姿で、室生寺にはこの地蔵菩薩のものと思われる板光背が残されているそうだ。というのを知ったうえで室生寺を目指す。室生寺へはクルマで15分くらい。

▽室生寺

 真言宗室生寺派の大本山・室生寺は、女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」と呼ばれ、石楠花の名所。

画像47
2021年12月

境内・仏像の説明は、奈良大和四寺巡礼特別参拝で、境内MAPは奈良県観光局ならの観光力向上課資料をどうぞ!

宇陀市HPより引用
国宝

室生寺五重塔(平安時代初期)
室生寺金堂(平安時代前期)
室生寺本堂(灌頂堂/鎌倉時代前期)
板絵著色伝帝釈天曼荼羅図(金堂来迎壁/平安時代)
木造釈迦如来立像(平安時代)
木造十一面観音菩薩立像(平安時代)
木造釈迦如来坐像(平安時代)

重要文化財
御影堂(鎌倉時代中期)
納経塔石造二重塔(平安時代後期)
五輪塔(室町時代前期)
弥勒堂(鎌倉時代前期)
木造如意輪観音坐像(平安時代)
木造弥勒菩薩立像(平安時代)
木造薬師如来立像(平安時代)
木造文殊菩薩立像(平安時代)
木造地蔵菩薩立像(平安時代)
木造十二神将立像(鎌倉時代)
両部大壇具(鎌倉時代)
大新宮御正体(鎌倉時代)



↑太鼓橋と表門

 太鼓橋を渡る!太鼓橋手前の両端には食事処があるので、参拝後にGO!

画像1
画像2
画像3
2021年12月
画像4
2021年12月

↑2021年↓2010年の写真。

画像48

そう!表門からは入れないので、ここから右に進むと赤門がありそこから入る。三宝杉も忘れずに!

画像5
2021年12月

2022年2本杉に・・・1本折れました・・。

↑宝物館

画像8
2021年12月

「釈迦如来坐像@国宝」、金堂にいた「十一面観音立像@国宝」、「地蔵菩薩立像@重文」、12体中6体の「十二神将@重文」が安置されている。各お堂での見仏は明るさと距離が遠いので細かいところまで見れなかったが、宝物館で保存状態なども確認できた。

2019、2020年
2020年あたりまでは十二神将の2体が修復のためか、奈良国立博物館の「ぶつぞう館」にいたが、2021年は室生寺に復帰していましたね。

そのほか金剛会式曼荼羅、胎蔵界曼荼羅などがあった。

↑仁王門 ※2022/04/20更新

画像9
2021年12月
画像49
画像50

 2015年に増長天と持国天が発見された。話の経緯は五重塔の写経をここに置こう!!と思って仁王門上に上がると、仏像が!?1.5mも平安時代のもの。たまに仁王門に四天王を安置するところありますよね。

↑仁王門から金堂への鎧坂、鎧坂中断左の弁財天

画像10
2021年12月
画像11
画像12
2021年12月

2010年の写真を2枚。10年前水はきれいだった気がする・・。

画像53
画像52

 参道を左に折れ、金堂を見ながら階段を上ると、左に弁財天が・・なんでだっけ?

画像13
2021年12月

そして金堂@国宝!!!(写真は2010年新緑時期と2021年12月です)

画像54
画像20

その前に右の社へ!

↑天神社

画像14

 階段を上りきると「金堂」があり、右に「天神社」がある。2021年のパンフレットには「天神社」は記されていないが、2010年ごろのパンフレットには記されている。

画像15

そして左側に回ると・・・。この腕のポーズは「軍荼利明王」ですね。

画像16
2021年12月

 と見ていると頭の上から銀杏爆弾が・・・この匂いは・・踏んだら大変!と思ったら、踏んだ・・・。(´;ω;`)ウゥゥ

↑弥勒堂@重文

画像17

 本尊は厨子に守られた「弥勒菩薩立像@重文」で客仏に「釈迦如来坐像@国宝」が安置されており、2010年頃はどこかに出張されていたので初見仏かな。と期待を膨らませたが、2020年から宝物館にお引越しされてた。

画像18
2021年12月
画像19

では、人が他に流れたので、金堂へ。

画像21
2021年12月

↑金堂@国宝 ※2022/02/14更新

画像22

 平安時代作で正面側面共に五間で、現在、宝物館で安置されているものはほとんどがここに安置されていた。

2010年あたりの記録 ※こちらに当時の安置した写真あり
「釈迦如来立像@国宝」「十一面観音立像@国宝」がおり、両端に「薬師如来@重文」、「文殊菩薩@重文」「地蔵菩薩@重文」そして「十二神将@重文」と重文が揃っており、圧巻です。内陣まで入られる時だったのでじっくり見られました。因みに十二神将は頭に干支を乗っけていますが、室生寺の干支は若干違うようです。

後ろ⇒十一面・文珠-中央:釈迦-薬師・地蔵
前衛⇒  十二神将@重文

 内陣には、堂々とした一木造りの本尊「釈迦如来立像@国宝」を中心に、平安初期の仏像が安置され独特の雰囲気で圧倒される。左に立つ「十一面観音像@国宝」は童顔と艶かしさを併せ持つ唯一無二の仏像。そして、近くの安産寺と似ている「地蔵菩薩立像@重文」、小さいながらも力強い「十二神将像@重文」が中尊・薬師如来と月光・月光菩薩を守護している。法隆寺東金堂、東寺金堂に負けないチーム室生仏像!!

 現在は中央に「釈迦如来立像@国宝」で、「薬師如来立像@重文」、「文殊菩薩立像@重文」「6体の十二神将@重文」となり、迫力がなくなった感じだが、仏像一つ一つは存在が大きく見どころが多い。ただ、距離が遠いのでオペラグラスなど必須かも。
 金堂から天神社の写真。

画像23
2021年12月

 なお、隠れスポットですが、金堂右に進むと金堂内を見れる格子があるのだが、そこから本尊などが見れます!ここが一番距離が近いかと!!

 ラストはNHK動画、奈良県宇陀市メディアネット宇陀どうぞ!


↑本堂・灌頂堂@国宝 日本三大如意輪

画像24

 本尊は「如意輪観音坐像」で日本三大如意輪である。
 山寺らしく金堂、弥勒堂を見て石段を上ったところに本堂(灌頂堂)がある。真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う所で、1308年に建立。本尊は平安時代作で1面6臂の「如意輪観音坐像@重文」が安置されている。大阪・観心寺、兵庫・神咒寺とともに日本三如意輪の一つと称されている。

画像51

 さて、「潅頂堂」には悉地院(しっちいん)の扁額が掲げられているが、これはかつて室生寺にあった悉地院から移されたもの。如意輪観音菩薩像も、その悉地院に安置されていたということかな。

画像25

本堂右には桂昌院の塔がある。

↑五重塔@国宝

 高さ16mと小さく、森林と調和している佇まいは「日本一小さく、美しい五重塔」として知られている。奈良時代に建てられて、一度も焼失していない!
 本堂左側からの写真。台風で大木が倒れ修復されました。さすが有名どころだけあって、多くの寄付が贈られたそうです。

NHKアーカイブ「室生寺五重塔はこうしてよみがえった

画像26

実際に参拝すると思ったより小さい気がしますが綺麗な造りです。

画像27

 写真は塔の右側と裏側(奥の院に向かって振り返る)がオススメ!!
 まずは塔の右側に行くとこの寺と繋がりが強い僧が祀られている。

画像28
画像29

さてこの位置から五重塔です!

画像30

五重塔左の石仏と奥の院へ向かう!

画像31

 階段を上ると五重塔@重文の立て札が・・ってなんでここに??場所変えたっけ??

画像32
画像33

 ここが五重塔写真スポットです。振り向くと・・

画像34
画像35
画像36

 私「奥の院@重文行く?」、妻「何がある?」、私「真言宗といえば?噂のよると石段720で徒歩で20分くらいとか、懸造の重文らしい」、妻「却下!」。ということで戻る。

画像37
画像38

さて、次に行くか!

画像39
画像40

最後にお堂を撮って、室生龍穴神社へ!!

画像41
画像42
画像43

▼昼食:室生寺太鼓橋周辺

▽橋本屋 HP

画像44
画像45

山菜が凄く美味しかったです。

画像46

うどんは大失敗です。。

▼旅行記

▼セットで行くところ


----
#国宝
#女人高野
#室生寺
#龍王寺
#安産寺
#神社仏閣
#仏像
#奈良
#宇陀
#宇陀シリーズ

#国宝

#運慶







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?