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本殿なしの神山を祈る!階段急すぎ「飛鳥川上坐宇須多伎比賣命神社」♂×♀の注連縄!パワスポッ【飛鳥シリーズ】

飛鳥坐神社奥宮?今度は「男綱」×「女綱」が「あすかのかわかみにますうすたきひめのみことじんじゃ」と読み日本一名前が長い神社とも。ご神体は拝殿奧の神山で、古代の山岳信仰形態を残す古社。

 大神神社を代表する古社の共通項は本殿はなく、ご神体があるということだろうか。大神神社は三輪山、飛龍神社(那智の滝、熊野那智大社)は滝、そもそも秦氏の松尾大社、伏見稲荷大社も山である。そして、飛鳥にも神奈備山が!

642年8月、皇極女帝は南淵の「稲淵」で雨乞いをした。
大地に跪き、四方を拝し、天を仰いで雨を祈ったところ、たちどころに雷鳴し、大雨が降ったという。

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 疫病神や悪霊などが村の中に侵入するのを防ぐため、勧請縄を村の入口・出口に架け渡す民俗があるそうで、これを「道切り」と言うようだ。

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変更履歴
YYYY/MM/DD 加夜奈留美命神社追加予定
2022/07/24 初版


▼HP なし

▼アクセス

奈良県高市郡明日香村大字稲淵字宮山698

▼祭神

・宇須多岐比賈命・・飛鳥坐神社の末裔?
・神功皇后・・・・・八幡系祭神。応神天皇の母。
・応神天皇・・・・・八幡系祭神。

 「宇佐宮」と称されていた時代があるようで、そのため八幡系祭神が祭られているよう。ただ、延喜式に記されているので「飛鳥川上坐宇須多伎比賣命神社」だろうと元に戻したのかもしれない。

▼見どころ


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社務所っぽいのはありますが無人です。御朱印は飛鳥坐神社で貰えるそうです。

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 飛鳥川沿いに行くと現れ、200段近い急で行くか行くまいか覚悟を求められる階段があり、この石段を登ることになる。

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下りのほうがコワイ
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 吉野神宮にあったものが遷されたらしいので、明治以降ということになろうか。

 中央に宇須多伎比売命、右に神功皇后、左に応神天皇を配祀している。背後に回ると、大神神社の三ツ鳥居?風味があった。

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 拝殿左右に境内社があり、仁徳天皇社・武内社・明治天皇社となっている。

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↓9:000ぐらいですね。


▽男綱×女綱

 男綱は本NOTEの冒頭のとおりである。で、対になる女綱は・・。
 さらに飛鳥川沿いの道を上って行くと「福石」という磐座がある。その場所から対岸に「女綱」が架け渡されている。「男綱」と同様、中央に藁で作った女性のシンボルを吊るしている。稲淵の集落を抜けた辺りから「福石」付近までは、山峡が迫って見上げる空も狭い。
 では、運転に気を付けて行ってくださいな。

▽その他

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 綱掛け神事が毎年1月11日にあり、縄が張り替えられる。男綱が神式で掛けられるのに対し、女綱は仏式で掛けられるのが特徴。ずばり神仏習合の名残かと。

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綱掛け神事と言えば、三重・花窟神社、三重・二見神社ですね。

▼旅行記



▼セットで行くところ

▽奈良

▽桜井

▽奈良⇔京都・南山城


▼仏像展


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