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【発想力を鍛える】アイデアの見つけ方5ステップ

  • 良いアイデアが何も思いつかない…

  • 考えることすら億劫です

  • 同じことで何カ月、何年と悩んでる…

こういった悩みを解決するため、今回は良いアイデアの作り方をお話しします。脳が「思いつく仕組み」を知れば、アイデアはあっさりと出ます。

これを理解できている方と、感覚でアイデアを出そうとする方では、メンタル的にも成果的にも大きな差が生まれます。

今回の記事を実践して、

  • ムダに悩まず考えられる

  • アッと驚かれるアイデアが出せる

  • 仕事、人間関係、悩みを激変させる

こんな状態になっていきましょう。

もくじ
   アイデアは0から生まれない
   『Uber』もかけ算で企画された
   アイデアを自在に作り出す方法
     1. 情報収集する
     2. 得た知識を咀嚼する
     3. 何もしない
     4. アイデアが生まれる
     5. アイデアを形にする
   アイデア思考法で発想力を豊かに!

アイデアは0から生まれない

「0→1」と、何もない「無」からアイデアが生まれることはありません。

これは、良いアイデアを、早く出すために最も重要なことです。多くの人は「無」から、つまり自分の中からアイデアを生み出そうとします。

この発想は、最悪の事態を招きかねません。大抵何も生まれずモヤモヤして終わる。最悪の場合、既にあるアイデアを掘り起こしてしまう可能性も。

あなたは、「車輪の再発明」という言葉をご存じですか?

広く受け入れられ確立されている技術や解決法を(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること

wikipediaより抜粋

アイデアを0から生み出そうとすると、確実に「車輪の再発明」をしてしまいます。既に誰かがまとめたサイトを作ったり、自分が作ったことある作品をもう一度作ってしまう事も。

これは、アイデアが「無から生み出せる」というカン違いによって起こります。アイデアは0から出ません。

アイデアは、あなたの周りに既にあるアイデアを『掛け合わせて』生み出すのです。

『Uber』もかけ算で企画された

組み合わせるだけで、世界を変えるほどのアイデアだって作れます。

世の中の革新的なアイデアや発明は、すべて組み合わせで生まれています。画期的なアイデアも、既にある知識を組み合わせ、かけ算したものです。

例えば、「Uber」。革新的な配車サービスで、世の中のインフラ業界に革命をもたらしましたよね。実は「Uber」も、「組み合わせ」で生まれました。

Uberのビジネスモデルをシンプルに言うと、「稼ぎたい一般ドライバー」と「移動したい人達」の間に入るです。

今までは、インスタントな移動はタクシーしかなく、料金は高いし、供給者も限りがある状態でした。ニーズが満たされず、不便な状態です。

そこでUberは、「稼ぎたいニーズ」と、利用者の「もっと安く便利に利用したいニーズ」を組み合わせたのです

画期的ではありますが、ここに「0→1」の発想は何一つありません。既にあるもの同士を組み合わせたのです。これを、リノベーションといいます。

良いアイデアに必要なのは、「0→1」のイノベーションではありません。既存のアイデアを借りてかけ算する、リノベーションが重要なのです。

アイデアを自在に作り出す方法

それでは本題です。具体的に、アイデアをかけ算して作り出す方法をご紹介します。ジェームズ・W・ヤング氏の著書、「アイデアのつくり方」で紹介される考え方がとても有用です。

①情報収集する
②収集した情報を咀嚼する
③何もしない
④アイデアが生まれる
⑤アイデアを形にする

本書では、アイデアの出し方を上記のように紹介されます。実は、これも、かけ算の発想があるんです。それぞれ見て行きましょう。

情報収集する

アイデアを出すためには、知識が絶対に必要です。何もないところから、何かは絶対に生まれません。まずは、情報収集をしましょう。

その際、集めてほしい情報は以下の2種類です。

  1. テーマに特化した専門的な情報

  2. 関わりない幅広く一般的な情報

専門的な情報は、画期的なアイデアの土台に不可欠。「誰よりも詳しくなる」ぐらいの意識で、深く知識を入れてください。

一方で、関わりない幅広く一般的な情報を集めるときは、とにかく広く浅くを意識してください。知識がつながるポイントを作るのが目的です。健康や人間関係、歴史、数学、美容…なんでもいいので、取り入れましょう。

僕は、ライターのお仕事をいただく際には、そのジャンルの入門書を2冊ほど読みこみます。それと並行して、映画やマンガ、本を通して、一般教養にも触れるようにしています。

この2つの作業が、次の「アイデアのかけ合わせ」でとても役立ちます。

得た知識を咀嚼する

専門・一般知識の2つが深まったら、次はその知識を咀嚼します。つまり、かけ合わせる段階です。

  • それぞれの情報につながりはないか?

  • そもそもの課題・ニーズは正しいか?

  • このテーマを過去の偉人が捉えると?

  • ハゲというテーマを女性から捉えると?

などなど、考えうる限りの咀嚼を行います。1つの情報を多角的にとらえたり、つながりを見出していきましょう。形にこだわらず、ひたすら情報を咀嚼してください。

ブログを例にあげましょう。あなたが取り組むジャンルの専門情報と、一般情報をかけ合わせ、面白いアイデアを出しまくるんです。すると、

  • おもしろいコンテンツの企画

  • 読者に刺さるキーワードの発見

  • 読者に負担ない解決策のオファー

など、画期的なアイデアが面白いぐらい出てくるでしょう。

情報を咀嚼するのは、ひたすら考えるということ。やってみると知恵熱が出るほどきついです。でもこの段階では、咀嚼回数を増やし、とにかくたくさん考える出すことだけに集中してください。

アイデアを思いつく限りスピーディーに紙に書き出す、『ブレインダンプ』という方法もおすすめです。参考程度にどうぞ。

何もしない

知恵熱が出るぐらい考えた後は、一旦すべて手放しましょう。テーマ関連の思考を全てストップします。自分の趣味や好きなことに打ち込んでOKです。

こうして離れたとき、一番良いアイデアがパッと出てくるんです。

理由は単純です。脳みそは、必死に考えてきた情報から離れても、無意識にその情報について考え続けています。そこで意識的に全く違う事に目を向けることで、2つの情報に再びかけ算が起こるんです。

結果、意図的にひらめくことができるんです。おもしろいですよね。

アイデアが生まれる

少しでも出てきたアイデアは、即メモしてください。忘れないようにして、できればいつでも目に入る場所に置いときましょう。

自分の記憶力を信じてはいけません。アイデアは「一瞬」頭の中によぎることが多いですが、メモを後回しにすると余裕で忘れます。

  • PCのメモに即書き込む

  • スマホのロック画面にする

  • 寝床、風呂場、ポケットにメモ帳を常備

私は、「アイデアを絶対に逃がさない」意識で取り組んでいます。あなたも、出たアイデアを忘れず形に残してみてください。

アイデアを形にする

最後に、良いアイデアを形にしていきます。ほとんどの人が、良いアイデアを出して満足。「また今度」と結局形にせず終わります。次世代の「Uber」になるアイデアは放置され、メモ帳の奥深くにしまわれてしまいます。

  • なんとか本気で形にできないか?

  • あの人に頼めば作ってもらえそう。

  • 周りからアドバイスを貰ってみよう。

以上のように、メモを書いたらもう一度見直し、良いアイデアは本気で形に変えていきましょう。

ちなみに、周囲に聞くのは、アイデアを見つめたり、形に変えるときのコツです。「これどう思う?」と、友人や家族、同僚に聞いてみてください。

例えばブログだと、自分の記事を周りの人に読んでもらい、評価してもらうといいです。意外なアイデアや視点が見つかるかもしれませんよ。

このように、周囲の人も巻き込み、アイデアを本気で形に変えてください。

アイデア思考法で発想力を豊かに!

今回は、アイデアが生まれる過程を具体的に紹介しました。まとめると、

  • アイデアは既存のモノの「かけ算」で生まれる

  • 情報を広く深く集め、色んな角度でかけ合わせていく

  • 出たアイデアは必ずメモして、形に変えていく

といった感じです。多くの人は「なんとなく」アイデアを作りますが、今回の内容を実践すれば、狙って良いアイデアを生むことができます。

また、アイデアは形に変えてなんぼです。難しく感じる方も多いでしょう。でも、アイデアは所詮「既存A×既存B」です。形にするときも、既にあるAとBを別々に調べればOKです。

ハードルを上げすぎず、まずは調べるところから始めてみてくださいね。


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