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渓谷に位置する-料理旅館跡-
【〇河亭】
近くに川が流れており、その川の名は此方の地名にもなってます。
縁も所縁もなさそうに思えた“〇河”でしたが意味や願いなどの想いがこめられていたのでは・・・
こちらの木造の美しい建屋を見たら拘りを感じ、そう思えました。
旅館は木造2階建て
客間(?)宴会場(?)含めても5室程度の広さ
●1階 玄関(兼フロント)、ロビーフロア(和洋間風)、和室、浴場、トイレ、調理場
●2階 和室(宴会場?か客間)、洗面所、トイレ
営業自体の確認は出来ませんが、残留物(公的機関発行)から昭和40年から47年までは営業していたと確認は出来ました。
旅館の顔(玄関とロビーフロア)
和風板間なのにソファーがあります。
浴場とトイレ(?)
階段
宴会場(?)
無常にも侵食されつつある渦中を見ると何故か生きている実感が湧いてきます。
客室(?)
2階(洗面所、トイレ)
調理場
【残留物①】昭和家電(日立製作所 冷蔵庫)
日立製作所製の冷蔵庫“白くま”シリーズですが↓
e_sora510@迷走ちう ヽ(´゚д゚`;≡;´゚д゚`)ノ??@e_sora510さんにも相談しましたが
正式な商品名・型番・年式が特定できていません。
以下(私のツイートリンク)の冷蔵庫よりは新しいモノだろうと至ったのみに終わりました(?)。
↓
棒の人@KW_40Lさんにより情報と資料頂きました!!
昭和33年の商品 LS-55型だそうです。
いえいえとんでもありません!!
— 棒の人 (@KW_40L) April 8, 2021
そいえば左のを調べ忘れてました……
’58年型の150L級で型番はLC-55型です。https://t.co/yB56bfRVJb
翌年から内容積が呎からℓへ改められて、さらに’60年型では業界に先駆けてキュービックデザインを採用しますので、それ以前のものであるのは間違いありません!
でコチラ↓はどうなの?!って事になりますよね笑
“廃墟の残留物”(日立製作所)
— ヤン毛やんけ “廃墟 ゐxplorer” (@T0M1N) February 13, 2020
明るいニュースが飛ぶ昭和30年代
エアコンではお馴染みの「白くま」マークの誕生!
(国内初の電気冷蔵庫は昭和5年に現:東芝から発売)
大卒の初任給が2万円程度サラリーマンの月収3万円程度
電気冷蔵庫の価格はおよそ6万円・・・
娯楽と生きる目的が密接と感じた。 pic.twitter.com/DPvXOfh3Mb
こちらも情報資料を頂けました。
昭和31年 JB-53型かなという事です。
この情報と資料も棒の人@KW_40Lさんからです(貴重です)
調べてみました。
— 棒の人 (@KW_40L) April 8, 2021
’56年型で150L級(型番より5.3立方呎と推測)のJB-53型と思われます。https://t.co/4QdaljvKum
手許のカタログも調べてみましたが、こちらは’57年型でした。
ドア把手の改良と扉内側ポケットの追加が目に見える限りでの改良点の様ですね…… https://t.co/tg4LRdA27l pic.twitter.com/j5H00vxbmX
関連商品のカラーカタログのリンクです↓
ヤン毛やんけさんがお探しのものとは一年違いだけど、このカタログがまた素晴らしいのでぜひご覧頂きたい。 pic.twitter.com/upSrckfrpq
— 棒の人 (@KW_40L) April 8, 2021
素晴らしい追記が完成致しました。いつもありがとうございます!!
【残留物②】昭和缶ビール(アサヒゴールド”)
“アサヒゴールド”と“三ツ矢”が落ちていた↓
(アサヒゴールドは)残念ながら此方はアルミ缶であり昭和46年以降の物と思われた。
↓詳細(ツイート)
【アサヒゴールド】
— ヤン毛やんけ “廃墟 ゐxplorer” (@T0M1N) December 26, 2020
朝日麦酒
国内初の(スチール)缶ビール
昭和33年以降-昭和46年
(昭和46年にアルミ缶製へと進化しました) pic.twitter.com/dl6qvfvKir
【鑑札と表彰札】
【昭和の即席カレー缶編】“阪急カレー(缶)”
阪急文化財団【公 式】@Hankyu_Culture_ さん(Twitter)
(許可頂き引用させて頂きました)
↓詳細(ツイート)
“株式会社阪急百貨店25年史”より抜粋されたそうです。
さて本日 #まんぷく で無事あの方がご生還されましたね!しかもライスカレーとは…コンビーフはいってるんですってーノザキさーん!てなったのは私だけではないはず。そしてライスカレーということは阪急カレーのライバルに。ちなみに阪急カレーは昭和26年に缶入で新発売されております。 pic.twitter.com/o9jKjBaGrB
— 阪急文化財団【公 式】 (@Hankyu_Culture_) December 26, 2018
【阪急カレー(缶)】(阪急百貨店)
昭和26年に販売開始されたと書かれています。
1缶、100円で即座に4人前!
現在でも使用されているロングサイズのフルーツ缶と同じような大きさでしたので当時の一人前は(レトルトカレーのサイズで慣れた)今より少量に感じました。
余談
(昭和4年)鉄道会社直営の電鉄系百貨店として開業し、食堂で人気だったのはライスカレーでした。
【いろいろなカレー缶】
ボンカレーのパウチ型のカレーが主流になる以前は缶入りのカレーが主流だったようですね。
いちぢく@kncmc2019 さん(Twitter)
(いちぢくさんも引用許可頂けました)
1970年頃の缶詰色々
— いちぢく (@kncmc2019) March 22, 2021
レトルトパウチが主流になる前? pic.twitter.com/DaApnFuk8A
※いちぢく@kncmc2019 さんより頂きました。
昭和45年・主婦の友社の暮らしの辞典(食)より
昭和36年・婦人倶楽部より
【立地と昔の空中写真】
昭和40年には営業してるにも関わらず
空中写真で(かろうじて)確認できたものは昭和61年撮影の写真でした。
いつも好奇心ゆえに一人ちまちましているのですが化学の発展と技術の発達時期などが見えてきます。
渓谷という位置からしてもやはり、山間ですね。
興味がある方は探してみてください。(と言っても建物の数が・・・)
【最後に・・・】
何時もいつも最後まで読んで頂きまして有難う御座いました。
今回も協力者が居てくださって1つの“記録のページ”を作成できましたので、協力者さん達に感謝しかありません。
また我儘な“絵日っ記録”書きたいと思いますのでよろしくお願いします。
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