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Yanekaraが事業を営む理由

こんにちは。Yanekara共同創業者の吉岡です。
YanekaraではMission、Vision、Value(MVV)を中心に置いた経営を心掛けています。ValueとVisionに関しては、定期的に合宿を行い内容をアップデートするようにしています。今回は5月17日、18日に開催した春合宿で決まったYanekaraの新しいVisionを紹介します。

Yanekaraの春合宿の様子①

Yanekaraが事業を営む理由

新しいVisionをご紹介する前に、私たちのMission「地球に住み続ける」についてお話しします。多くの事業家の関心が宇宙に向く中で、Yanekaraは改めて地球と向き合うことにしました。現在の経済活動を維持するには、地球約2個分の自然資源が必要だと言われています。これは将来世代や他の生物に残されるべき生存環境を消費することで成り立っていると言えます。

地球に住み続けるということ。それは自然の資源循環の範囲内に私たちの活動を合わせて生きていくということです。地球の持つ資源循環の摂理に則り生活を営むことです。

地球に住み続けるということは単に環境問題が解決されることだけを意味するものではありません。地球というひとつ「屋根」の下で多様な思想や文化を認め合い、譲り合い、ときに主張し合い、この星に住むあらゆる生物とともに生きていくということです。

地球に住み続ける

新しいVision

これまでYanekaraは、Missionを達成するために、「再生可能エネルギー100%の未来へ」と「エネルギーテックでローカルを主役に」という2つのVisionを掲げてきました。

今回の合宿では、本当に「地球に住み続ける」ためにはエネルギーの自給や持続可能性はもちろん重要だけれども、それだけでは足りないという議論になりました。エネルギーだけに留まらず、地球に住み続けるために「衣、食、住、電、動、熱」をいかにして自給していくかということを考えました。

Yanekaraの春合宿の様子②

私たちの新しいビジョンは「域内回生」です。

「域内回生」とは、地球に住み続けるために必要な価値観です。

ここでいう「域内」とは、ある人間社会が生活に必要な衣、食、住、電、動、熱を提供できる資源循環の範囲の内側という意味です。全人類にとっての「域」は地球環境であり、ある街にとっての「域」はそこで生活するのに必要な資源を提供する周辺の自然環境です。

域内回生の「回生」という言葉はあまり聞きなれない言葉かもしれません。一般的に回生は、生き返るという意味があり、工学的には余った運動エネルギーを電気エネルギーに変換することで再利用することを言います。

私たちのビジョンにおける「回生」とは、再生可能であることや、資源を無駄なく最大限活用するという意味だけでなく、「回」、つまり循環の中に「生」きていくという意味を持ちます。

つまり、域内に存在する再生可能な資源を無駄なく活用し、そのめぐりの中で自給していくという価値観です。

地球に住み続けるために、まずは村レベル、そして中小規模の都市レベルで「域内回生」を実現し、そうした地域がいくつも分散して広がることで地球規模での「域内回生」が実現できると考えています。

Yanekaraではこのような世界の実現のために協働してくださる地球人を募集しています。


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