見出し画像

FUJIFILM X-T5 購入記

訳あってFUJIFILM X-T5を購入しました。全くの予想外。なぜX-T5を購入するに至ったか、書いていきます。

そもそもFUJIFILMを離れようとしていた

まずはここからなのですが、最近は私のFUJIFILM離れが加速していました。

普段の撮影機材は、Leica Q2とRICOH GRⅢxをメインに、暗所を撮る際はCanon EOS R8といった具合でした。

なぜFUJIFILM離れが加速していたかと言うと、LeicaとGRⅢxのシャドウ部の表現(黒を黒として出せる点)が素晴らしかったからです。
※私が持っているFUJIFILMのカメラ、X-Pro2が悪いというわけではなく、他の2機種が実に良かったという話です。

Leica Q2で撮った写真
RICOH GRⅢxで撮った写真

しかし、あるレンズを使うためだけにFUJIFILM X-Pro2はわずかな頻度で使っていました。(この話はまたの機会に)

心変わり

既に以下の4機種を持っていたため個人的には満足いく布陣でした。

・Leica Q2
・RICOH GRⅢx
・Canon EOS R8
・FUJIFILM X-Pro2

しかし今月初旬に、ある写真展を見に行き「高画素機」の魅力を再認識してしまいます。いつか写真展をやるなら高画素機で撮っていた方が良いな…と。

既に所持しているLeica Q2も高画素機であるものの、レンズ交換ができない28mm単焦点レンズのカメラのため、レンズ交換式カメラの高画素機を検討し始めました。

高画素機の検討

高画素機を検討するにあたり以下の2機種が候補に上がっていました。

・Canon EOS R5
・FUJIFILM X-T5

既に持っているレンズを活かすことを考えるとこの2機種しかありませんでした。しかし現行機材で満足しているため、1年くらいゆっくり考えて決めようと思っていました。

半ば強制的な転機

このようにゆったり構えていたところ、事態は急転直下します。11/10にFUJIFILMから値上げの発表がありました。しかも翌日の11日から。

それでも「は〜ん…値上げか…」くらいにどこか他人事のように考えていました。

週が変わり14日。ふと、どのくらい値上げするか気になり情報収集。すると29万あたりになると判明。また、つい先日まで価格コムで23万くらいだった価格がすでに24万弱にまで上昇。
それでも値上げ後のことを考えるとまだお得です。


しかし、なかなか踏み切れない理由がありました。

迷いに迷った理由


FUJIFILM X-T5でセンサーが一新され高画素だけでなく色味にも惹かれていました。
しかし、X-Tシリーズのデザインがあまり好きではなかったため、これまで購入に至りませんでした。


…というよりX-Proシリーズのデザインが好きすぎました。

手ブレ補正と一般的な背面液晶がついたX-Pro4がいつか出てくれないかと購入を我慢し続けていたくらいにX-Proシリーズのデザインに惹かれています。 

決断の時・まとめ

しかし、FUJIFILMの値上げ発表が全てを破壊しました。価格コムであっても、いつ値上がりしてもおかしくない&完全な欠品もあり得る状態となったため、迷い考える時間もなくなり購入を決断。

ここまでの流れを振り返ってみます。

11/5:写真展で高画素機の魅力を再認識
11/10:FUJIFILMが値上げを発表
11/14:X-T5が9000円値上げ(価格コム最安)
11/17:X-T5購入

「高画素機、やっぱりいいな〜」から、たった10日足らずで値上げの波が押し寄せてきたわけです(ヒョエエ〜)

11/14からの3日間で迷いに迷いながら、資金繰りをして購入しました(笑)
今後の購入では、いつ届くのかも分かりませんから、このタイミングでの購入を決断しました。

ちなみに本日(11/21)時点で価格コムを確認したところ、既に上昇していました。

またフジフィルムモールでも同額となっていました。完全な値上げです。

今後の展望

カメラ自体が本日無事届いたため、今後の展望を書いて終わります。

久しぶりの手ブレ補正内蔵ミラーレス

自身が現在所持しているミラーレスは2機とも手ブレ補正未搭載カメラのため、内蔵型は本当に久しぶりです。

X-T5を購入するにあたり、この部分は本当に嬉しいことでした。これまで我慢していた手ブレ補正なしの神レンズたちにも手が出せそうです(沼)

新センサー&高画素機ならではの表現

X-Pro2ではうまく表現できなかった点に期待しています。

まず1つ目は色表現。
これまでは、雨の日に色がなくなってしまったり、シャドウ部の黒をはっきり表現できずに締まりのない写真になったりしていました。それがフィルムライクだと言えばそうなのですが…

新センサーが搭載されたことで、私の好きなメリハリのある写真をFUJIFILMでも目指していきたいです。

2つ目は質感の表現です。
X-Pro2では被写体の質感を出すことが苦手な印象で、Leica Q2で賄ってきました。しかし、X-T5で高画素化したことで、艶やかな質感の表現を目指したいと思っています。

最後に

自身にとってデザインの面から、X-T5を買い控えていました。しかし、タイミングの関係で「今」しかないという状況になり購入に踏み切りました。

それでも性能は最高だと本気で思っています。
値上げ発表に翻弄される形にはなりましたが、より多彩な表現ができるようにX-T5と共に歩んでいきたいです。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?