柳津町地域おこし協力隊 5月活動報告:佐藤美咲
自己紹介
はじめまして、柳津町地域おこし協力隊の佐藤美咲です。
最初の投稿ということで、まずは自己紹介をさせていただきます。
出身は福島県福島市です。
移住前は、大学進学で移り住んだ長野県にて喫茶店と宿泊施設での接客の仕事をしておりました。
現在、協力隊3年目。
柳津町役場地域振興課観光商工係に所属し活動しています。
任期は令和7年3月までの予定です。
着任のきっかけ
以前から興味を持っていた地域の伝統文化や工芸、ものづくりを学び仕事にできる機会を地元の福島県で探したいと思ったのがきっかけです。
県内でも伝統文化が色濃く根付いているイメージのあった会津に移住したのですが、なかなか思うような仕事やきっかけを見つけられず悩んでいたところ…
現在柳津町で赤べこの張り子工房を営んでいる元協力隊の伊藤千晴さんから柳津町の和紙の復興を担う協力隊の仕事の募集があると紹介していただきました。
柳津町には斎藤清美術館や温泉に何度か訪れていて、
景色も良く町の雰囲気も穏やかな印象であったことと、
伝統工芸を学び地域と関わりながら仕事のできる機会はそうそう無いだろうと、地域おこし協力隊に魅力を感じて応募しました。
活動内容
私の協力隊活動のミッションは、野老沢和紙の復興と調査研究です。
①紙漉き技術の習得
機械や薬品を使用せず、なるべく昔ながらの方法での紙漉きを行います。厚みに違いを出したり、染色で雰囲気を変えたりと試行錯誤しながら紙漉きの技術を向上できるよう勉強しています。
②和紙の原料である楮、トロロアオイの栽培・管理
野老沢地区の方の所有する畑をお借りして、和紙の原料である楮とトロロアオイを栽培しています。
③野老沢和紙についての調査
長い歴史のある野老沢和紙について、地区の人への聞き取りや、古い文献を探すなどして調査を行っています。今年度中に調査した事柄をまとめて報告書に仕上げることを目標にしています。
④協力隊卒業後の野老沢和紙活動の準備
協力隊最終年度であるため、次年度以降も野老沢和紙に係ることができるよう準備をすすめています。
5月の活動
・トロロアオイの種まき
半分は畑に直播き、半分はポットに植えてある程度苗が育ったら畑に移植します。
・楮畑の草刈り
5月時点での楮は枝が伸びたてでまだ短いこともあり、楮を誤って刈ってしまわないように刈り払い機と手刈りの併用で行いました。
・イベントワークショップ「和紙のヒンメリづくり」
18日に福島市で行われた奥会津のイベントに同行させていただき、ワークショップを開催しました。
・みずウォーク抽選景品のはがき漉き
6月1日に行われたみずウォーク柳津大会の抽選会の景品として野老沢和紙のはがきを提供させていただきました。
みずウォークということで、只見川から連想される水色、新緑をイメージした草色、柳津の橋や赤べこのイメージの紅色に染色したはがきも入れて制作しました。
以上、お読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくおねがいいたします!