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仕事の流儀7 漫画の教授法2

バンドデシネと漫画を比較する

バンドデシネについて調べ始めて、6年くらいになる。バンドデシネの単行本(アルバムという)は総じて高いので、ぼつぼつと蔵書していってる。それでも50冊を越えて100冊に近づいてきた。日本でよく知られているメビウスとかエルジェはほとんどない。日本でみかけないものをフランスで買ってくるようにいてるからだ。それらはフランス語のセリフなので、ボクにはほとんどわからない。でも、コマや絵を眺める事は出来る。

日本の漫画とバンドデシネは同じ漫画のくくりには入るけど、性格が違う。ここでは詳しい話をしない。この性格の違いを詳しく見ていくと日本マンガの特質が分かってくる。日本の漫画そっくりって言われているけど『ラディアン』は実はバンドデシネのコマ割や絵の考え方を大きく踏襲していて、それよりも『ラストマン』の方が日本の漫画のコマをよく咀嚼しているのが見える。                        そういうのを解説して日本の漫画をより理解して貰う。そういう授業もやってます。挿図は同じ漫画を日本漫画→フランスバンドデシネ風→アメリカコミック風に描き分けてみた資料。

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