天空の城 越前大野城
福井県大野市にある「越前大野城」に行ってきました。こちらは県指定文化財(史跡)です。
天守は江戸時代の安永4年(1775)に焼失し、現在の天守は絵図や同時代の城を参考に、昭和期に鉄筋コンクリート構造で推定復元されたものです。
越前大野城とは
天正2年(1574)に起こった越前の内乱を鎮圧した織田信長の家臣金森長近は、その功により越前大野郡の約3分の2を与えられました。その後、天正4年(1576)から4年の歳月をかけて亀山に大野城を築いて領国支配の本拠としました。標高約249mの亀山の山頂を平坦にして本丸を造り、その東側のふもとに二の丸や三の丸を築いた「平山城」です。この形式には軍事目的だけでなく、政治や経済、文化の中心であることを示すという意味もありました。
大野城主はその後、長谷川秀一、青木一矩を経て、信長の孫にあたる織田秀雄へと交代しました。江戸時代に入ると、大野城は越前松平氏の支城になりますが、後に大野藩として独立。天和2年(1682)に譜代の土井利房が城主となり、以後、幕末まで土井氏の藩主が続きました。
天守まで
天空の城、と呼ばれる通り山頂にあります。登り口から天守までは徒歩約20分。駐車場から登り口までは近いですが、見るからに城は遠いです。山頂に見える城まで歩いて行きたいと思います。
こちらが登り口です。登り口は反対側にもあります。
城までの道はきちんと整備されているので安心です。
階段もけっこうありました。遠回りルートとして、坂道もあります。
ようやく中間くらいまで登り、門が見えてきました。
やっと城の入り口まで到着!長い道のりでした。
入館料を払って入ります。館内は写真撮影禁止でしたが、甲冑など色々な展示がありました。
そして、子孫繁栄を願う縁起物として武将に好まれたウサギの階段がありました(こちらは写真撮影可能です)
実は、兜の正面にもウサギがのっています!可愛らしいので、是非実物を見てほしいです。
道中も散々階段を登ってきましたが、城の中でも階段を登り4階の展望室へ。
城自体が山の上にあるので、街を一望することが出来て良かったです!
やはり見晴らしは良かったです。
城を一周したところで、下山していきます。
ちなみに、気象状況によりますが、雲海に浮かぶ越前大野城を見ることができます。この景色から、奇跡の絶景「天空の城」と呼ばれるようになりました(もちろん、城に登ると見えませんが)。中々見ることは出来ないので、見たい方は下調べが重要です!
思ったより城まで歩きましたが、無事に行くことが出来て良かったです!今回は城だけだったので、いつか城下町の散策もしてみたいです。
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