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新しい国 メキシコ

これまでに何度このような"始まり"を経験してきただろう...

8年前に日本を出てから
私の"旅"の感覚が変わった

休暇をとって
行きと帰りのチケットをとる
「旅の後に帰る場所がある」
という旅とは違い

行きのチケットのみを取り
どこに滞在するかも決めず
直感に従い選択して進んでいく

ニュージーランド
オーストラリア
スリランカ
ドイツ
ニカラグア
コスタリカ

当てのない旅をすることに「意味がない」と感じる人は多いだろう
でもそれは「帰る場所」を用意してしまっているからという理由が大きいと感じる

もし「旅の後は帰る場所に戻り、同じ生活を繰り返す」という自分の暗示があると
旅は"経験値"の域をなかなか超えてはくれない

多くの刺激や経験のなか
自分はいつも「自分」であり続け
出来ることをこなして行き
新たな挑戦が来れば受け取り、超越していく
その繰り返しの中で
旅という"生活"が始まる

人生というのは旅なのだ
そうみんないうけれど、本当にそう。
人は皆、自分の住む環境、仕事、関わる人々を
選ぶ自由が渡されている
雁字搦めに「変えられない」と思い込んでいると
その変化のきっかけの糸が目の前に垂れているのを
見つけられないだけなのだ


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今回の3ヶ月のヨーロッパ
私にとって「新しい人生のスタートを切る」というつもりで
日本から荷物を運んできた
それはいつものバックパッカースタイルの「必需品のみでの生活」とは違い
「自分らしく豊かな生活」を念頭に置いて選んだ荷物を持ってきた

このまま2〜3年滞在することを覚悟してきたからだった
それは入籍、配偶者VISAの行程に進む決意でもあった


でも今回私の下した決断は
自分でも誇らしいほど。
まさか自分が
こんなにも深く愛する相手と
別れる決断をする勇気があるとは
知らなかった

でも今だからわかる
この別れは「付き合う」「パートナー」「結婚」という
言葉に締め付けれた私たちを
自由に解き放った
そしてその先に見えたのは
より深い愛情だった

私たちは最後の時間を丁寧に多いに楽しみ
笑顔で旅立った

彼が全ての後片付けを自分自身でこなし
中米移住する準備ができた時
私たちはまた再開して
きっと新しい何かしらの関係が始まるのだろう

会う頻度、コミュニケーションの取り方
セクシャルのオープン加減、生活の差異
色々な要素から私たちは「関係性」に名前をつけて
その名前で相手を支配し、名前に自分を支配されてしまう

もうそんなことの繰り返しに
私は心底愛想が尽きたのだった


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メキシコ行きを決めたのは
「4月8日の日食」を見るためだ

Visaが切れるのが4月7日
中米移住の新たなスタート
そして日食が4月8日にある
、、、

この綺麗な偶然が私を誘惑した

それでも流れというのは色々な方向に来ており
自分の選択次第でどのように流れるかは変わってくる
この「偶然の一致」を運命と捉えるもよし
いや、滞在先(コスタリカ)に直接入って生活を進めよう、と決めるもよし

ギリギリまで結論を出さず
焦らず
来る情報に耳をすませ、心の声に耳を澄ませ
出た答えが

『メキシコのビーチで日食が見てみたい』
だった

これは中米のとこかの国(南米かも?)に移住する
自分へのエールと
人生の再スタート
日食はドラマチックに祝ってくれるだろう

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さてさて
メキシコってどんな国だろう?
食べ物ぐらいしか知らない
なんの下調べもしていない
私は下調べは好きじゃない
情報元からの固定概念しか受け取らないから
出会う人から聞く情報のみを頼りに進むようにしている
それが私に届いている純粋な情報であるからだ

修行僧のような過去の旅の経験から
新たな国に踏み出すことに恐れは不思議となくなった

ただ、
スペイン語。。。
語学の壁をまた体験するだろう

でも大丈夫
この語学の壁は自分をHumble(謙虚)な姿勢に見直す
とても良い経験となることを、私は「英語の壁」を通して学んだ


身が引き締まる
どんな素晴らしい出合いが待っているだろう
どんな面白い奇跡が起こるのだろう
誰とどんなクリエーションをするのだろう

新しいスタートだ

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