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私が美術館にいく理由

   この記事は、私が参加しているnoteメンバーシップ「大人の美術研究会」の企画「月イチお題note」で、5月のお題「私が美術館に行く理由」をテーマに書いています。

私が時間と交通費をかけてでも、美術館や博物館へ足を運ぶ理由。

それは、「面白いから」です。面白いからやめられない・・・のです。

私の中では、
美術館で美術品の鑑賞
図書館で調べものをして読書
映画館で映画を観る
コンサートホールで音楽演奏を聴く
劇場でお芝居やバレエを観る、

すべて同じ地平に等分に存在しています。

美術館に行った場合は、
まず展示されている作品を丁寧にみる。

ジッと見る

もっとみる。

佐藤健寿 奇界/世界展チラシより

何か自分に引っ掛かるものがあった時
何が引っ掛かったのだろう?
探索する

月岡芳年 新形三十六怪撰 
仁田忠常洞中に奇異を見る

専門家のレクチャーを聴きに行ったり、

図書館で関連しそうな本を探して読んだり、

また別の美術館へ行ったりします。

 同時に、日常生活はあり、

全部が「好き」ではないけれど、大事にしているものとしては

家事。なるべく家を快適に保ち家族と過ごすこと。

仕事。同僚や上司との人間関係。

習い事の集まりや友人とのおしゃべり。

それら、別個のバラバラな分野のものが、アート鑑賞を仲介にして自分の中で
一瞬の間に
繋がって何か形になったような気がする時があります。

まるで星を結んで星座ができるように

その感覚が面白い!と思います。

ただ、そこに至るまでの過程は、あまり楽しくない・・むしろ苦しい・・・
こともあります。
 
自分があまりにもものを知らないことが分かるからです。

ですから体力気力が落ちている時は、美術館に行く気になれないし、本を読んでもちっとも頭に入りません。

そういう時は、近所の海に出かけて、波を見つめてぼーっとします。

いなかに住んでいるので海はきれいです

回復すると、自然にあちこちの美術館に出かけたくなります。
面白い! を求めて。

一つの展覧会が終わったとしても、自分が観た時に感じたものは残ります。
それが次に出会うアート作品につながります。

ずっと、つづくのです。

皆川明ミナペルホネン「つづく」展 2022年6月 福岡市立美術館
皆川明ミナペルホネン「つづく」展 2022年6月 福岡市立美術館

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