〈2024年6月〉今月のかっこいい音楽詰め合わせ
2024年6月に聴いた57枚のアルバムの中から、特に好きだと思ったアルバムをご紹介します。人生においてお耳のお供はあればあるだけ良いものですから、この機会にぜひ覗いて聴いてみて下さい。
Peggy Gou / I Hear You
韓国出身、ベルリン拠点のDJ/SSW。本作はオラファー・エリアソンが監督のMVや、彼の作品を身に付けたジャケットなど現代芸術の色が濃い点でも興味深い一枚です。
フジロックで来日予定なので、見られる人はぜひ楽しんできてください。バチバチに格好いいDJを聴かせてくれるはず。
彼女については、以前こちらのエッセイで取り上げています👇
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Casey MQ / Later That Day, the Day Before, or the Day Before That
俺たちのGhostly Internationalから、超絶美しいアルバムがリリースされました。Casey MQはカナダ・トロントのプロデューサー。ハイトーンなボーカルとピアノが本当に相性が本当にいいです。”思い出の中にある喜び、痛み、愛、喪失”を扱うアルバムとのことだけど、聴いていると癒されます。
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Fine / Rocky Top Ballads
本作がデビュー作、コペンハーゲンのSSW。浮遊感のあるアンビエントフォークで、こういう音楽は最近の私の好みにドンピシャです。淡いボーカルとエレクトロニカの相性がよくて好き。
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Tems / Born in the Wild
マーベル映画『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』で"No Woman No Cry"を歌唱したことで話題になった、ナイジェリア出身のシンガー。存在感のある声が本当にかっこよくて痺れますね……。
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KAYTRANADA / Timeless
グラミー賞を2度受賞したカナダのDJ/プロデューサー、3rd。がっつり21曲入りの贅沢な一枚で、Anderson .PaakやChildish Gambinoといった豪華なコラボ相手も参加しているのに全然浮ついてないかっこよさ。
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Fax Gang & Parannoul / Scattersun
Parannoul（韓国のシューゲイザー・アーティスト）と多国籍なコレクティブFax Gangのコラボアルバム。Parannoul単独の時以上にビートを感じる楽曲が多くて、dnbやヒップホップとシューゲイザーが混ざり合ってかなりいい感じです。
Parannoulについては、以前こちらのエッセイで取り上げています👇
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NxWorries / Why Lawd?
Anderson PaakとKnxwledgeのコラボユニット、8年ぶり2nd。Thundercat、H.E.R.、Snoop Doggも参加していて、とにかく夏に合いそうなのにパリピ系じゃなくサラッとしたクールなソウルサウンドを聴かせてくれるアルバムです。
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Lexie Carroll / you look lovely when you’re living
ロンドン拠点のSSW、7曲入りのEP。淡いドリーム・ポップ、メランコリックなインディー・フォークといった感じの雰囲気で、瑞々しいけどどこか切ない雰囲気に心がぎゅっとなる。好きです。
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CATPACK / CATPACK
最高に心地いいLAジャズ〜R&B〜ネオ・ソウル。それもそのはず、ボーカルはMoonchildのAmber Navranというとんでもないスペシャルユニット。ただシュッとしてる都会的な音楽というだけでなく、どこか心がホッとする音色なのが魅力。
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Washed Out / Notes from a Quiet Life
アトランタ拠点のSSWによる完全セルフ・プロデュース作。前作の"Purple Noon"が結構浮遊感・没入感に振り切れていた印象だったので、本作は割と音の輪郭がはっきりしてる感じがしました。とは言え心地よさは健在で、蒸し暑い空気をカラッとさせてくれそう。
Washed Outについては、以前こちらのエッセイで取り上げています👇
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Hiatus Kaiyote / Love Heart Cheat Code
メンバーのソロ活動も盛んなソウルバンド。本作はなんとなく今までのアルバムと比べて“聴きやすいネオソウル”っぷりが増した印象があります。パワフルでありながら、今の季節によく合う音を聴かせてくれるいいアルバムです。
配信だけでなくTシャツ付きのヴァイナルの販売形式もあるみたいなので、ご興味あればぜひ。
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Loma / How Will I Live Without a Body?
テキサスのインディー・フォークバンド。切ないメロディラインや淡いボーカルの他に、クラリネットの音色も聴こえて来て面白いアルバムです。イヤフォンでがっつり耳に入れるのもいいですが、部屋の中で空気を含んだ音楽として聴いていたい一枚。
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Lucky Daye / Algorithm
ニューオーリンズ出身のR&Bシンガー・ソングライターで、グラミー賞にて最優秀プログレッシブR&Bアルバム賞を受賞した経歴のある実力派。表現力が豊かで、聴いていると心が満たされる歌声です。本作にはBruno Mars参加曲"That’s You"も収録。
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Sour Widows / Revival of a Friend
カリフォルニア拠点のオルタナティブ・ロックバンド、デビューLP。インディー・フォーク寄りなロックで、どこか物悲しかったり切なさがあったり、だるそうな雰囲気があるのがかなり好きです。
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2024年6月もいい音楽たくさんでした。国内外問わず、音楽フェスシーズン突入間近ですね。来月からも、いい音楽を楽しみに生きていきましょ。
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