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音響の醍醐味:スピーカー

どーも、やもとです。
今回は音を届けるのに必要不可欠な存在、スピーカーのお話しをしていこうと思います。


1.スピーカーの種類

まずスピーカーの種類は2パターンに分かれます。

・アクティブタイプ
・パッシブタイプ

アクティブタイプ
通常業務用のスピーカーなど大きな電力を使用するものは「アンプ」という機器を使用して、電力を増幅させスピーカーを駆動させます。
しかし、このアクティブタイプはそのアンプを必要とせず、スピーカーに電源を搭載することによりコンセントにつなぐだけで使用できるものです。(パワードスピーカーともいう)
基本的に持ち上げれるくらいの大きさと重さで作られているため、パワーに限りがあり大規模なものには向いてませんが、複雑な設定も必要とせずシンプルなので需要は多いです。スマホのスピーカーや、パソコンのスピーカー、テレビのスピーカーなど、すべてアクティブタイプに該当します。一般家庭でも実はひろく使用されているのです。

パッシブタイプ
先ほど少し話しましたが「アンプ」を使用するものです。業務用で使用するものはこのタイプが多く、大型のスピーカーは必ずパッシブタイプです。アンプの組み合わせや複数使用での電力計算など知識を必要とするので取り扱いは慎重にしなければいけません。


2.スピーカータイプ

これまた大きく分けたら2パターンなのですが、

・ポイントソース
・ラインアレイ

と、なります。では早速紹介していきます。

ポイントソース
いわゆる普通のタイプ。スピーカーはずっとこのタイプが主流で使用されてきました。現場でも必ずどこかで使用されてます。どんなスピーカーなのかというと、「点音源」で音が広がっていくスピーカーです。イメージは扇型のような形で音が広がり飛んでいく感じがわかりやすいと思います。近中距離で広い角度でエリアに音を届けたい場合に使用され、モニタースピーカーにも使用できます。ただ届ける距離が遠いほど音量が減衰してしまうのが弱点。しかしステージ上や、カバーエリアの補い用などPAにはかかせないスピーカーです。

ラインアレイ
2000年以降急激に普及しました。コンサートやフェスなどの大型イベントには欠かせないスピーカーです。みなさんもコンサートなどにいって縦にずらーっと連なったスピーカーが、ステージの両サイドに吊ってあるのを目にしてる方もいるでしょう。
特長は音の飛び方で「線音源」で飛ばす仕様で作られています。より遠くへ、より減衰させずに直接的に飛ばすタイプです。後方の客席にも音を届かせるためスピーカーをあらゆるところに何台も設置して対応していたのが、このスピーカーの登場により劇的にシステムが改善されていきました。最後列にいても、前列と同じ音圧と音量を体験することができる革新的な機器なのです。


3.今回のおさらい

・スピーカーはアクティブとパッシブがある
ようは電源がセットなのかどうか!

・ポイントソースとラインアレイがある
簡潔にいえば指向性の違い!


今回は以上です。
スピーカーについて少しだけ紹介しました。みなさんにも興味をもっていただけるように微力ながらお伝えしていきます。
ではまた。




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