#映画感想文「沈黙のパレード」◆ガリレオシリーズ(2022年)
2022年(日本)
福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、他
あらすじ
感想
なんだかんだで飽きずに最後まで視聴できた。
大掛かりなトリックもなく、謎解きは意外性なく判明した印象。真犯人の動機の背景が、もうひとしかけ、といったところか。
しかし、復讐の元となった、女子学生の事件の真相は、被疑者死亡で、推測にすぎないままで映画は終わった。更にもっと昔の少女殺害事件については、結局無罪のままだ。気の晴れない、すっきりしない結末だ。
東野圭吾原作のドラマは好きだが、昔から、女性の心理描写がイマイチな印象がある。昔読んだ小説作品に出てくる女子高生とか、意味わかんない、と思った事がある。
今回も、被害者の女性が、歌手になるのをやめると言い出した理由もピンと来なかった。とりあえずデビューして、結婚もして、それでも良いんじゃないの?今の時代。しかも「私に嫉妬してるんでしょ?!」みたいなドロドロした台詞。嫌〜な感じだ。
トリックの醍醐味がなく、ヒューマンドラマにするなら、もうちょっと人物背景を描いてほしかった。ラストの方のゴミ収集シーンも、亡くなったはずの女性が出てきて、回想なのか、幻影をみているのかわからない。ヤフー知恵袋で調べてしまった。どうやら原作ではちゃんと、エピソードとして描かれているらしい。
全体的には、普通に面白かったけれど、何かちょっと物足りない感じもしないでもなかった。
<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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