コミュニティって、どうやって作るの?
「コミュニティ」
これまでの人生でいつも何かしらのコミュニティに所属をしていたし、言葉としてはよく耳にします。一方で、実際にその作り手になると色々と学ぶべきことがありますよね。
今回は先人からコミュニティ作りを学ぼうと思い、3つの動画とイベントから学んだことをまとめます。
1本1時間ほどの動画の内容をサクッと3分で読める内容に要約していますが、これをみて興味を持ってくださった内容があれば、ぜひリンク先の動画へ飛んでみてください!
コミュニティ運営を始めたばかりの方、これからコミュニティ立ち上げを考えておられる方がいれば、とても面白い内容だと思います。
河原あず・藤田祐司の「コミュつく!」
6月18日に発売する河原あず・藤田祐司の共著本『ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書』の出版をきっかけに始まる生配信イベントシリーズ「コミュつく!」。河原あず & 藤田祐司のファシリテーションの元、毎回コミュニティづくりのプロをゲストに迎え、1時間のオンライントークライブを生配信。
複業研究家 西村創一朗氏と語る「これからの個×コミュニティ」: コミュつく!vol.2
−いいコミュニティとは?−
◯4つの力があるコミュニティ
①加熱する力がある
②保温する力がある
③学べる力がある
④繋がる力がある
−FBグループコミュニティづくりのコツは?−
◯加熱と保温
「熱量なきコミュニティはもはやコミュニティとは言えないくらい、コミュニティは参加者の熱量が重要。参加者の熱を加熱し、保温していく」
・参加者の熱量を高める(加熱する)ためには、エンゲージを高めるようなイベントを開催する。
・毎日は開催できないので、月一程度で開催するようになる。ただ、このイベントしかないとイベントとイベントの間に高めた熱量が下がってしまう。この熱量をまた固めるのは、大変。全体的な熱量も上がっていかない。
・イベント直後にチェックアウトを行なっていただくように促す。この時、先陣を切って声を上げてくれる仲間づくりを行なっておくことと発言しやすい心理的安全性がある環境を作る。
・高めた熱量を維持し続ける(保温)するためには、メンバー参加型のコミュニティ内イベントを開催する。
−繋がりを作るためのポイント−
◯ニッチな共通点を見つける
・表面的なプロフィールではなく、共感で繋がれるような共通点を見つけることがポイント。コミュニティマネージャーがその共通点を見つけ、繋がるきっかけを提供していく。
例:人事コミュニティ → △
"ぼっち"人事コミュニティ → ◯
−コミュニティマネージャーに向いてる人−
・人見知りに多かったりする。
→様々なことに気づけるから。
・共通点を見つけて繋ぐことを純粋に楽しめる人。
・コミュニティを作る人は、「浮きこぼれ」ている人。既存の枠にハマらない誰かが自ら新しい枠を作ろうとしてコミュニティができる。
−これからのコミュニティ−
・ニーズや価値観が多様化していくので、コミュニティ内コミュニティができてくる。
Business Insider Japan
個人としての生き方を問い直すこの時期に、自分にとって心地の良い場所とは何か? そして、コロナとともに生きていく今、オンラインでもオフラインのような「偶然の出会い(出合い)」はどうしたら得られるのか?
参加して、以下のような質問をしたところ登壇者のお二人が答えてくださいました。
−偶然見つけた!快感をどう提供するの?−
・いろんなテーマを定期的に取り上げていくことで、その都度コミュニティ内メンバーから多様な人が参加できる機会を生み出す。
今回は◯◯がテーマ、次回は全然違う切り口で◯◯がテーマと行なっていると、それぞれのテーマに共感していろんな価値観、ニーズを持ってる人が参加してくれるようになる。
軸足はコミュニティの方針におきつつ、もう片足は色々遊んでみるといい。セレンディピティが生まれる。
・リコメンドのなかに、セレンディピティ的な要素を意図的に入れる。
・好きなことを発信できる場があることが大事。発信すると、情報が集まる。予測不能な出会いも引き寄せる。
−コミュニティ運営について−
・何かが好きだという人を見つけたら、その謎の熱量を活かす。その人が好きだと言うなら、多少コミュニティの文脈から外れてもやってもらうと面白いことが起こる。
・初めての人がコミュニティに馴染むための工夫が必要。実際に入ってみ炊けど楽しみ方がわからない…という人もいる。
▼オンボーディングステップ
①入った人にメッセンジャーを送って、自己紹介に書いてもらう。
②コメントを促す。見る専にならないようにフォローする。
③コンテンツを流すだけのコミュニティじゃないよと言い続けている。
④UGC生み出す。SNSを通じて、一つ一つのアウトプットから化学反応を生み出している。
GLOBIS知見録
これからの「コミュニティづくり」「場づくり」とは?
コルク・佐渡島氏×ツクルバ・村上氏×パーク・コーポレーション・井上氏
−現代のコミュニティについて−
・何かを頼もうとしたとき、コミュニティがあると信頼できる人に頼める。クラウドソーシング、ネット検索だと、誰に頼めばいいか悩む。
・これまでは大学が「最後のコミュニティ」だったが、今変わろうとしている。
・コミュニティが発展すると、そのコミュニティの文化に対する信頼感が生まれる。起業家同士が会った時にGLOBIS出身者同士だとわかると、お互いに警戒心が解ける。GLOBIS出身だったら信頼できる…と。
・相手の会社名や仕事を聞かなくても、いつの間にか共通点を介して仲良くなる。自己紹介、履歴書とかと違う軸で語れるような場があるといい。宇宙兄弟のオフ会を焼肉屋で開くと、年代の異なる人が仲良くなってる。
・仕事としてのイベントとオンラインサロンのイベントの違い
▼仕事としてのイベント作りの順番
①集客 → ②コンテンツづくり
▼オンラインサロンのイベント作りの順番
①コンテンツ作り → ②あ、集客忘れてたw
オンラインサロンで本当に自分が好きでやるような人だと勝手にやり込んで、めっちゃクオリティ高いものが出来上がったりする。仕事だと集客ができそうなコンテンツになりがちだし、プロセスも生産性や効率化が求められてコンテンツへの詰めは甘くなる。
モチベーションって、大事だな。
−コミュニティを発展させる方法について−
・入り口を狭くして、出口を広くする。新陳代謝を促す。
・コミュニティ内の人が楽しんでいる様子を発信する。
・コミュニティ内の人を宣伝マンにする仕組みを作る。
・コミュニティ化する時は、マネージャーがその場の振る舞いを自分自身が体現していく。盛り上がるきっかけを作り、少しずつ引いていく。
・会社じゃ得られない自信を得られたという風に感じると、コミュニティのファンが出来上がる。
最後に
今回は、僕自身が関わっているコミュニティメディア「U-29」をより素敵な場にしたいなと思って情報収集していた中で触れたものをまとめてみました。
コミュニティ運営を始めたばかりの方、これからコミュニティ立ち上げを考えておられる方がいれば、少しですが学びのおすそ分けができていたらいいなあと思います!
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