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【ムンクの叫び】不安障害にみられる3つのサブタイプを解説

こんにちは!
病みサー公式note編集部です。

  • 社交不安障害

  • 強迫性障害

  • パニック障害

不安障害は3つのサブタイプに大分されます。それぞれの症状について、病みサーメンバーや筆者の体験談を交えて解説します。


社交不安障害(SAD)

社交不安障害の概要

他者との社交的な状況や公共の場でのパフォーマンスに対する極度の恐れや不安を伴う障害です。日常のコミュニケーションが困難になる場合があります。

社交不安障害の症状

他者の視線や評価を極端に恐れる、赤面、手汗、吃音などの身体的症状、避ける行動をとります。

社交不安障害の治療

一般的に、抗うつ薬抗不安薬の投与を行います。また、認知行動療法(CBT)も治療として効果が期待できるとされています。

✅メンバーの体験談です。社会不安障害に陥ると、まず外出できなくなります。なぜなら、自分への自信が極端になくなるからです。

もちろん環境に起因する場合もありますが、不安障害からの派生として起こる可能性も高いです。

人からの視線や評価を気にしすぎるあまり、つねに不自由な檻の中で過ごしている心境になります。改善には薬物療法の他、CBTを取り入れています。

強迫性障害(OCD)

強迫性障害の概要

望ましくない侵入的な思考(強迫観念)とそれに対処するための繰り返しの行動や思考(強迫行動)に悩まされる障害です。

強迫性障害の症状

手を何度も洗う、確認行動の繰り返し、特定の順序で物を並べるなどの反復行動をとります。

強迫性障害の治療

認知行動療法、特に露出療法反応妨害療法が有効。抗うつ薬も使用されることが多いです。

✅筆者の体験です。強迫性障害は、何か嫌なことから逃れようとする心が、無意識のうちに行動に現れてしまう症状です。手を洗うのはもちろん、菌に感染することを極度に恐れたり、数字に関して異常なまでにこだわったりします。

強迫性障害の症状がひどくなると、それらの行為を他人にまで要求するようになります。日常生活に支障をきたすだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまうこの障害、改善には長期的な治療が必要です。

筆者は、薬物療法で症状を抑えていますが、完全になくなるわけではありません。それでも、質の良い生活を送るため、強迫性障害を深く理解し、症状が出たときに上手く付き合う工夫を行なっています。

パニック障害(PD)

パニック障害の概要

突然の強烈な恐怖や不安の発作を特徴とし、それが頻繁に繰り返される状態です。

パニック障害の症状

心臓の動悸、息切れ、冷や汗、頭痛、吐き気などが発症します。次の発作がいつ起こるのかという不安感も持ち合わせています。

パニック障害の治療

認知行動療法(CBT)抗不安薬、特定の抗うつ薬が効果的であるとされています。

✅パニック障害は、PTSDを含む不安障害で発生することが多く、筆者もそのひとりです。無意識下で恐れていることが現実で起こるとき、パニックに陥ります。

動悸と息切れが一気にやってきて、その状況を把握できないまま発作が起こるかんじです。これは大変つらいもので、まるで悲しみを通り越したムンクの叫びのよう。

まとめ

不安障害には3つのサブタイプがあり、症状や原因、治療方法も異なります。自分自身や周りの人がこれらの症状に悩まされている場合、早期に医師や専門家と相談することが重要です。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。治療法や薬物に関する決定は、医療専門家と相談し、個々のニーズに基づいて行うようお願いします。

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