【現代人を蝕む】不安障害の症状と治療法を解説
こんにちは!
病みサー公式note編集部です。
長くつづく不安…
漠然としてつづく恐怖…
ストレスに対する過度な不安…
今日は、現代人を蝕む病「不安障害」の症状や原因について解説します。
不安障害ってなに?
不安障害とは、持続的で過度な不安や恐れを伴う精神的な障害です。
不安は誰しも持っているものですが、この不安は日常生活に影響が出るほどのものを指します。
また、特定の出来事や状況に限らず、多くの場合特定の原因なしに生じます。
不安障害の主な症状
不安障害の主な症状は次のようなものです。こころの疲れに当てはまるものはないかチェックしてみてください。
過度な不安や心配を繰り返す
睡眠障害が起きている
過度な緊張感を持っている
興奮したり怒ったり大声をあげる
集中を続けるのが難しい
疲れやすい
不安障害の原因
不安障害の原因は明確に分かっていませんが、これらの要因が関与していると考えられています。
遺伝的要因
脳内の神経伝達物質の不均衡
トラウマやストレスの経験
不安障害の治療方法
不安障害の治療方法は主に3つあります。
薬物療法
不安障害の一般的な治療には、抗不安薬や抗うつ薬が用いられます。これにより、不安や関連する症状の緩和を行います。
心理療法
不安障害へのアプローチとして、認知行動療法(CBT)などの心理療法も効果的です。CBTは、不安を引き起こす考え方や行動パターンを変えることを目的としています。
リラクゼーションテクニック
さらに、深呼吸や瞑想、筋弛緩法などのリラクゼーションテクニックが不安の緩和に役立ちます。
このテクニックは、セルフでも取り組みやすい治療法となり、呼吸に着目することがポイントです。
不安障害の薬物療法について
最後に、不安障害の薬物療法について詳しくみていきましょう。
抗うつ剤:
選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRIs)
例: セルトラリン (ジェイゾロフト)、パロキセチン (パキシル)、エスシタロプラム (レクサプロ)
効果: 脳内のセロトニンという神経伝達物質の量を増やし、気分や不安の症状を安定させることが知られています。
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (SNRIs)
例:デュロキセチン (サインバルタ)、ベンラファキシン (イフェクサーSR)
効果: セロトニンとノルアドレナリンの2つの神経伝達物質の量を調整することで不安の症状を軽減します。
抗うつ剤について詳しく書いてある記事がこちら。
抗不安薬:
ベンゾジアゼピン系
例: エチゾラム(デパス)、ロラゼパム(ワイパックス)、ブロマゼパム(レキソタン)、アルプラゾラム(ソラナックス)
効果: これらの薬は即効性があり、不安を速やかに軽減することが知られています。しかし、依存性があるため、長期間の使用は推奨されません。
薬物療法は、不安障害の症状の緩和に有効です。治療についてのご質問や懸念がある場合は、医師や薬剤師に相談することを強くおすすめします。
まとめ
不安障害は、放っておくと生活の質を大きく低下させる可能性があります。
しかし、適切な治療を受けることやリラクゼーションテクニックによって症状の緩和が期待できるとされています。
また、薬物療法だけでなく、心理療法や生活習慣の改善も併用すると、より効果的です。その際は必ず、医師や専門家に相談してくださいね。
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