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職場で雑談を無くしたら進捗が遅れた話

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【目次】
■職場での雑談ルール
■新規メンバーに効果のある雑談ルール
■雑談を無くしたら進捗が遅れた
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客先常駐型のSIerとして今のプロジェクトに配属されて2年半。
3人チームのプロジェクトメンバーでリーダーやサブリーダーという立ち位置はなく日々業務を進めています。
3人ということもあり朝会、進捗会議等もありません。
各一人一人がスケジュールを意識して作業勧めなるべく定時に帰るようにしています。
しかしそれだと何となくコミュニケーションが少なくなりがちです。
そこで私は自分なりのルールを決めて毎日を過ごしました。

■職場での雑談ルール
ルール1・たわいも無い雑談を1分でもいいので毎日する
ルール2・雑談の後に進捗の話や情報共有、作業で困っていることの吸上げ等を行う
ルール3・定時30分前くらいに雑談をするようにする
ルール4・ランチの際はなるべく仕事の話をしない

雑談をすることによってアイスブレイク的効果が出て気持ちよく仕事の話ができるようになります。
私は雑談無しで進捗の話をしたり仕事をすると、何となく相手にプレッシャーを与えているようにも感じるのです。
このルールを自分なりに初めて数ヶ月。
プロジェクトメンバーも気がついたらしく定時30分前くらいに雑談をして仕事の話をしてくれる流れになりました。

■新規メンバーに効果のある雑談ルール
ただ、プロジェクトメンバーが2年半同じだったわけではなく半年前に1名抜けて新しい人が入ってきました。
新規メンバーは、まだチームにも仕事のことにも慣れていない部分が多いのでコミュニケーションが必要です。
雑談したり仕事の話をしてプロジェクトを回していく必要があります。
例えば新規メンバーの作業が遅れていても雑談ルールによって、「今やっている自分の作業の進捗が遅れています」と言いやすい雰囲気が作れます。
ちなみに、雑談ルールを利用して定時や明日やる作業などの共有もしていました。
【例えば】
定時30分前に雑談

進捗が遅れている作業の相談を受ける

解決策を提案

定時まで考えてもらって帰宅

次の日に再度困っている作業の部分にチャレンジしてもらう

定時30分前に雑談

進捗状況を確認


定時前に作業が遅れている原因の相談を受けて、解決案を提示し残りの時間考えてもらう。
そして次の日に、再度遅れている作業にチャレンジする。
一晩経つことによって気分も頭もリフレッシュして作業をすることができます。
そして、前日にやるべきことが決まっているので気持ちよく朝からスタートダッシュできます。
しかし、これ朝会社に来てから朝会とかで進捗が遅れていることを報告した場合どうなるでしょうか?
私だったら報告した後に解決策案を提示されても一日中気が重いまま作業をすることになると思います。
なので、私は朝会よりも定時前に進捗の状況を話すようにしたいと思っています。

■雑談を無くしたら進捗が遅れた
この雑談ルールを行ってきましたが、ある日突然その雑談をしなくなりました。

《雑談が無くなってしまった理由》
1・新規メンバーと新型コロナの影響によりランチを一緒のとらなくなった
 (社食からお弁当に変更)
2・定時30分前に別の会議が入る日が多くなったり私が席を外すことが多くなった
3・私がチームを一ヶ月後に抜けることとなり、その後残ったメンバーだけで回していくことなった
4・3にと伴いチーム全体が忙しくなった

この上記が発生したことにより雑談がいつのまにか無くなってしまいました。
それにより、起きたのが『進捗の遅れ』
新規メンバーの手が完全に止まってしまい進捗が遅れている状況に。
ちょいちょいと作業状況は聞いていますが、遅れている理由などを話してくれることは少なくなりました。
むしろ逆に「明日には今やっている作業が終わります」と言って帰宅することが多くなった気がしました。
もちろん相談したり、質問するのは、社会人として当然のような気もしますがそれがしにくい雰囲気になってしまったのです。
雑談をしなくなって2週間。
新規メンバーさんの進捗の遅れは1週間。
私がプロジェクトを抜けるのは2週間後。
新規メンバーが担当していた作業は急いではいなかったものだったのでそれほど問題はありませんでした。
それでも、自分の中では雑談を抜きにチームメンバーの進捗が遅れてしまったことは反省点でした。
雑談などのコミュニケーションを図らないと、毎日毎日同じ場所で仕事しているチームメンバーでも孤立してしまいます。
さらに、その状態で進捗が遅れたりトラブルが発生すると人間は疑心暗鬼になったり軽いパニック、鬱になると言われています。
正確にはわかりませんが、新規メンバーがその状態になってしまったのではと思いました。
毎日同じ職場で働いている状況でも日常的にコミュニケーションを減らすとこのような状況が起きます。
そのため、顔も合わせないリモートワークだともっとコミュニケーションエラーが起きる可能性があります。
リモートワークを行うの場合は設備、環境のインフラ面ももちろんコミュニケーションをどうやって取っていくかというルール付や習慣についても考えたほうがいいかもしれません。

■参考サイト■
部下の“放置プレイ”が一番マズい――「コミュニケーション飢餓」の恐怖

定時ぴったりに帰る具体的な手順を詳しく解説【会社から脱出しよう】

テレワークのメリットは「対人ストレスの軽減」、デメリットは「コミュニケーション不足」

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