実家が全焼した話⑫

 翌日は妹が半日出勤するそうで、午前中は母と一緒に行動。

 出かける前に、信用情報調査の書類を2社分、原戸籍請求の書類を郵送する。来る前に(会社でコッソリ)申込書を印刷してきてあったので、手ぬかりなし!(ドヤ)
 現金小為替とかが必要なのかと思いきや、コンビニ決済でチケットを発行する形。たしかに、郵便局の開いてる時間とかを考えなくてもいいのは便利。
 信用調査のうちの一社は相続情報一覧図が必要だからまだ出せない。(※現在は、CICの必要書類が変更になっているので相続情報一覧図が無くても申請できるようになっています。)
 


 銀行の名前はわかっても支店名はわからんので、とりあえず(元)実家に近い場所の銀行からあたる。
 銀行名がわからないと、とりあえずかたっぱしから銀行に突撃しなきゃならなくなってたのでホントに助かった……。ありがとう、面白い手記。

 で、メイン銀行から。
 父の戸籍、住民票の除票、自分の戸籍、住民票、印鑑証明、実印、身分証明書など必要になりそうなものを一通り持って窓口へ。
 口座の解約ではなく取引明細書を取るだけだから、持って行った書類(父の戸籍(死亡がわかるもの)、私の戸籍(父との関係がわかるもの)、印鑑証明)で大丈夫だった。コピーを取られたけど、原本は全部返してくれた。
 残高証明と10年分の取引明細書を取るのにかなりかかるかと震えながら行ったけど、ほんとに良心的な金額で発行していただけた。2000円もかからないくらい。


 で、母からはメインにしてたって聞いてたんだけど、いやー、ビックリするほどお金が入ってなかった。笑っちゃうレベル。
 バイトしてる高校生の1ヶ月分より無いんじゃないか?


……………大丈夫か?コレ?


 中身は後から確認するとして次へ。
 次の銀行は、最初の銀行から5分くらいのとこなんで、めちゃくちゃ近い。
 銀行って、なんか密集してたってるよね?気のせい?

 次も同じように窓口で受付。
 待ってる間、他の席が別のお客様で埋まってたので、ちょっといい応接で待たせていただく。椅子が黒いフカフカのやつ。地味に嬉しい。
 行員さんにこういうのは税理士とか弁護士の方がよく取りにみえますけど、そういった関係のお仕事ですか?って聞かれて、違います、調べてやってますって言ったら、しみじみ「強いですね」って言われる。
 違うんよ。お金がないからそういう人に任せられないだけなのよ。時間ないし、すぐ動くしかなかっただけなんですよ。遠い目になりながら、適当に相槌をうつ。


 たぶん父があることすら忘れてる投資信託があった。残高証明、10年分の取引明細書、投資信託の残高証明(時価)を出してもらう。
 ここも、取引履歴は良心的な価格で出してもらえた。うーん?ネットで調べた感じはもっとかかると思ったんだけど、これが普通なのか?


 こちらも中身は家に帰ってからしっかり確認しよう。


 ご飯を食べて帰宅。
 あとは履歴をひたすら確認。


 定期的に現在まで引き落としが続いている取引先を洗い出す。
 カード、ネット関係?、ケイタイ?、保険……引き落としを委託されている会社の名前はわかるけど、引き落としの詳細まではわからないので引き落とし名からネットで連絡先を調べてひたすら解約手続きをする。企業年金をもらっていたことも判明したのでそちらにも連絡。
 音声ガイダンスの電話はつながるまで時間かかるのに、繋がったあとも時間がかかり、結局電話だけで半日仕事になったし、全部終わらなかった。
 基本平日しか対応してないのも都合が悪い。(24時間のネット対応もあるが、会員番号やその他の基本情報が一切わからないので、今回は基本的に電話しか連絡手段がない)


 さて、一番重要な火災保険について。


 メインの取引行から、引き落としされてました。



 一年前までは………。
 


 2つ引き落としがあってね?
 高い方のがね?今年の分、引き落としされてないのよ。コレ、解約してるデショ?コレ。
 生命保険会社、火災保険と同じ三井住友だったよね?
 

 アル中メンヘラク○親父ッ!?


  その日の夜、半泣きで旦那に電話した。

「借金生活になっちゃうかもしれない。本当にごめん」


【取引明細書】
 たまたま今回行った二行は、何千円くらいの金額で発行してもらえたが、実際は1ヶ月あたり220〜330円(みずほ、UFJ、ゆうちょなど)の手数料がかかる銀行も多い。
 単純計算330円✕12ヶ月✕10年分=39600円
とかなりの高額なので、普通は5年分くらいを取得する。(それでも高い)
 銀行関係は難しい手続きはあまりなく、相続専門の窓口もあるので、時間があるなら自分でやるのが経費を抑えるポイント。
 


⑬につづく


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