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[エッセイ]洋服タグは便利なものか邪魔なものか

はじめに

洋服タグーそれは洋服に付いている、洋服の取り扱い方法や販売元など、洋服における説明書である。

ハンカチなどにも付いており、洗濯の時に洋服タグを見れば洗い方がわかるのだ。
私はもっぱら、洗濯時に活用している。

下着の洋服タグがチクチク肌に触って気になることもあったが、ほんの時々だった。
洗濯の時に便利なもの、という認識だった。

その認識が改まったのは、出産してからだった。

便利なものから邪魔なものに

新生児の肌は薄くて傷つきやすい。
そんな肌に洋服タグが当たるのは、困った問題だった。
かといって切り取ってしまうのも、チクチクするし、サイズがわからなくなるので困る。

かといって、外側に付いているものは、肌には良いが、見栄えは悪い。

仕方なく、洋服タグはそのままに、肌の保湿に気を配った。

邪魔なものから便利なものに

成長した娘は保育園に入園した。
そうなると、沢山の洋服に名前を書かなければいけない。

そんな時大活躍したのは、あの洋服タグだった。

名前シールを、洋服タグに貼りまくった。
洋服タグがないと、直接名前を書かなければならない。

洋服タグが欲しい、と数ヶ月前と真逆のことを思うようになった。
特にハンカチは、洋服タグがないものも多いため、洋服タグがあるものが重宝した。

今は娘の洋服を選ぶ時、洋服タグの存在は気にかけて選んでいる。

洋服タグーそれは洋服に付いていて、便利で、時に邪魔なものである。

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