ちいさなお店に経営理念や社是はいらない
独立前は職人技術者として、毎日お客様を接客する日々。
先輩スタイリストとしての育成といえば、後輩に技術を教える程度。
経営戦略や集客はお店がやってくれていたので、それが当たり前だと思っていた日々。
そして職人気質で経営知識のないまま独立開業し、いつの間にか1年が経過していた。
そんな私が、当時必死で取り組んでいたことがある。
経営理念と社是だ
会社を立ち上げ、改善して皆んなと熱い思いを共有したい!
そして、成功し会社をさらに大きくして、社会貢献もしたい!!
そのためには、しっかりとした経営理念と社是を作り、スタッフにも愛社精神を常にもってほしい。
私は約3ヶ月かけ、理念と社是を完成させた。
社是は10個以上考え、朝礼で皆んな輪になり合唱。
今思えばゾッとする。
そもそも経営理念と社是とはなんなのか?
簡単に説明すると
経営理念とは?
社是とは?
社是は従業員の精神的な拠りどころになるものですが、社内だけでなく、顧客や株主など社外に向けてのメッセージにもなるものです。
経営理念と社是の違い
む、難しいすぎる。。。
経営者になって14年になりますが、私自身もいまだによくわかりません。。。
むしろ、的確な説明ができた個人経営者の方に今まで一度も会ったことはありません。
当時は真似事で経営っぽくやっていましたが、はたしてちいさなお店に経営理念と社是は必要あるのだろうか?
経営理念を理解していない者は経営者失格的なことも聞きますが、確かに会社規模が大きければ必要かもしれません。
しかし、ちいさなお店の職人業には当てはまらないのでは?
私は現在、経営理念や社訓、そして朝礼等も一切やめました。
その後経営は本当に大丈夫だったのか?
もちろんまったく問題もなく、成績は常に前年比を上回る。
そして、離職率も大幅に改善。
経営やスタッフにとって、本当に必要なことは何なのか?
これからの経営には経営者自身が見抜き、いち早く経営のムダなことをやめていく勇気も必要かもしれません。
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