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時流に合った乗物にシフトする

小さなお店にとって求人は経営を左右する死活問題だと思っています。

特に美容室の場合、美容師免許が必須(免許は無くても雇えますが任せる仕事がない。助成金も対象外が多い)となりますので、ただでさえ人口減、美容業の分散化(ブライダルやネイル等)により昔と比べはるかに人手が足りません。

地方に行けば行くほど深刻で美容師も若い子もいない

大手と違い、3人でフロアを回していたら1人いないだけで全てが狂ってきます。

20人ぐらい常時スタッフがいれば、1人辞めても問題なく営業可能ですが。。

【美容室が衰退するのは】
●人がいない(求人しても来ない)
●経営者とお店とお客様の高齢化

この2点が最も大きいのではないでしょうか?

①十分なスタッフ数がいれば活気に溢れお客様や売上も上がる
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②売上を確保出来ればお店も常に修復やリニューアルし、若い子も入社、スタッフ育成できる
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③人材が育てばオーナーは現場を次の世代に任せ、新たな収入源の柱をつくり強く太い会社を作る

この流れが理想ですが、ほとんどのサロンは①の段階で手前でストップ。

オープン時はオーナーも若くてイケイケ。
入社スタッフも当然若く、やる気に溢れている。

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お店のウリはトップスタイリストであった私。
スタッフ紹介の写真。
(経営者自身がトップ職人として売り出す悪い例。売上は底辺だった頃)

これでは下も育たない(チャンスがない)、辞める、売上も天井がみえる、恥ずかしいほどうまく行っていない頃です。

プレイヤーの延長で経営者になり、現場でもトップ職人プレイヤーであり続ける。
自分の将来活躍の場が見えないスタッフは1人辞め、そしてまた1人辞め、ついには免許の無い奥さんを受付に入れ、忙しい時はシャンプーやドライも頼む。
オーナーは年をとり、お店も当然老朽化。
直すお金はなく、古い1人サロンでお客様を待つ日々。

「大袈裟な。オーバーでしょ!!」
って思われるかもしれませんが、これが今の美容室の現状。
そして1人サロンで高齢になっている美容室がほとんどです。

お店は独立してオープンしたら終わりでは無く、③に突き進む為に逆算していく必要がある。

①でつまずいたらどうするのか?
人がいない。売上も上がらない。
長年頑張っても改善されないのであれば、今の時代にあった経営にシフトするのも戦略の1つ。

職人に依存しない、周りの店と違うやり方、今のやり方でムダな物を削ぎ落とす。
繰り返すとそのお店にしかない「核」が見えてくるはずです。

求人もやり方を変えれば人は集まります。
コロナを機に見直してみるのもいいですね。

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グループ店での新たな美容室形態の求人募集。
今までとは違う「削ぎ落とした」やり方で求人も成功。

やはりお店にとって人は宝の「人財」です







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