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休職中の産業医面談(1回目)が終わって思ったこと

きのう、会社の産業医面談に行ってきた。

会社に行くのは2週間以上ぶり。誰か知っている人に鉢合わせするのではないかとドキドキしてしたが、お昼のようにエレベーターが混む時間ではなかったので、あまり人に会わずに行くことができた。
人事課が私が今勤務している事業所ではなくて本社のほうでの面談を設定してくれたので、まだ行きやすかった。色々な配慮がありがたい。

産業医の先生は開口一番「どのような嫌な対応があったのか」と聞いた。どうも私は内部では「先輩からハラスメントに近い行為を受けていることが原因で休んでいる」という話になっているようだった。
課長と話したときは多分それが原因だと思っている様子だったから産業医にそう伝えたのだと思うけど「その人の態度は確かにストレスにはなっていたけど、それが直接の原因だったわけではない」ということを一応伝えた。

実際、私が今後仕事を続けるのは難しいと思ったのは先輩による影響が大きかったのは確かにある。だから半分は正しいのだけど、本当にそれだけが原因だったら休もうとか辞めようとは思わない。元々この仕事を続けるのはきついかもしれないと入社直後からずっと感じてて、いつかは辞めたいと思っていたところだった。そして、先輩も私を苦しめようとしてやったわけではないのは知っているし、普段は新人の私のことをちゃんと心配してくれていたから。

まあ、先輩とのことは、言うならば「合わなかった」だけで、もっと言うなら私が合わせられるほどの対応力と柔軟性を持ち合わせていなかっただけ。


産業医の先生は、私がなんとか普通の生活を続けようとしていることは良いことだと言った。ただ、私が会社のことをつらそうに話しているのを見てなのか「まだ戻るのは早いからあと1ヶ月休職の診断書を書いてもらうように」と言われた。

でも、心療内科には診断書を書いてもらった日から受診していなかった。特に2週間後に来いとかも言われなかったので、まあいいかとそのままにしていたことを駄目だよと叱られた。
今後こうやって1ヶ月ずつ延長していくというのはあまり気が進まないし、それだったら早く復職か退職か決断してしまいたい。
これもよく言われることだけど、先生は「心が病んでいるうちは退職しようとか転職しようとか、そういう決断は絶対にするな」とも言った。

「そうしたほうがいい」と思っているのもあって、一応は普通の生活に戻ろうとしている。ただし今もし会社に行くことを想像すると身体がしんどい。会社のことや様々な仕事や今後の人生に関する悩みがなければ、割とすぐに状態に戻るような気がする。



先生は戻るにも、早くても5月末くらいからにしたほうがいいと言っていた。今は感染症の対応で現場がめちゃくちゃになっているから、かえってしんどいのではないかと。そう言われた。

耳が痛かった。


そう、コロナ禍に入っての対応を私は放棄して同僚に迷惑をかけている。今、様々な対応で頑張ってくれているすべての人に感謝したい。
世の中の人はみんな命がけでやってくれてるんだなと思う。私は一番最悪な状況の中で体調を崩した最低な人間だ。「今緊急時対応で大変だし、もう少し頑張ろう」とも思えなかった。その勇気がなかったからこそ続けられなかったというふうにも思う。弱い人間で本当に申し訳ない。

今度仕事をするなら、こういう緊急事態で自分の命を犠牲にしても仕方がないと覚悟してできる人間になりたいし、これが私の使命だと思える勇気のある人間になりたいし、そしてそう思える仕事を見つけたい。これが前向きな気持ちなのかはわからないけど。


こういう気持ちがあったので、同じ部署の人にこの緊急時に多大なる迷惑をかけたことが申し訳ないと先生に話した。「合わせる顔がないのでますます会いにくい、ますます復帰しにくい」というのは自分の本音でありながら勝手な考えで、いつかはきちんと同僚に謝るべきだと分かってはいる。
だけど、戻るとしてももう会いたくない、あの部署には戻れないと思ってしまう自分がいる。

先生は「復職するとしたら(部署は前の通りで)担当の仕事だけ変えてもらうか、組む社員を変えてもらいましょうか?」と言ってくれたけど、それは余計に気まずくてなおさら戻る気になれなかった。
今、同僚が担当している仕事を私の個人の事情で代わってもらうなんて、できない。今まで同じ仕事していた例の先輩や他のメンバーに対しても、ますます気まずい。

私もまた一から仕事覚えないといけないし、その代わってもらう人にも新しく覚えてもらう必要があって、気まずいだけで何の意味があるのかわからない。「それなら元通りに戻ります」と言ったが「それだと以前の状況と変わらないからもっと駄目だよ」と言われた。確かにそのとおり。どうしたらいいのだろうか。異動したいと言うのも図々しすぎるので言えなかった。


色々なことに関して「自分が悪い」とか「申し訳ない」とか「迷惑をかけている」とか私が発言するものだから、先生は「あなたのその発言は典型的なうつの人の発言の特徴なんだよ」と言った。自己否定的な言葉が続き、自分を責める内容が多いということだろう。

確かにそうだと思うけど、私はうつになっていなくても多分同じ発言をする。
だってこれ、事実じゃないですか。と言いたい。今回の件で自分が悪いっていうのも一理あることだし、申し訳ないのは確かだし、この超繁忙期に大きな迷惑をかけているのももちろん、事実。


私がどちらかというと遠慮がちな性格であり、謙虚に思われるような発言をよくするのも認めるけど、これは生まれつきであって「うつが起因で起きている」わけではない気がする。
昔から私は、いろいろなことを器用にできなかったり苦手だと思うことが多すぎて、人と比べて劣っていると感じることが幼少の頃から多すぎて、そのために自己肯定感をうまく養えなかったのだと思っている。そういうことにより「自信がない」がだんだん強固になってきて「自分なんて元々価値が低いのに休んじゃって迷惑かけちゃってすみません」みたいな言動を取る傾向が生まれたのだと思う。
確かにメンタルが壊れたことによって普段の3割増くらいでこのような発言が多くなったかもしれない。ただ、自己否定を全然しなくなることが復帰できるかどうかの判断基準なのであれば、一年経っても復帰は難しい気がしてきた。笑


とにかく、明日心療内科に行ってこなければならないので行くけど、気が重い。私はどうしたらいいのだろうか。

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