歴史、経験、文脈

土曜日はみずのさんのこたつラジオ(space)に呼んでもらいました。何を話すか訊かれるかは事前に何も決まっていませんでしたが、まあペラペラとよく喋っています。あまり訊かれたことがないことも話しています。アーカイブも残っているので、よろしければ。

次の日、29日日曜日は、欧州サッカーの大一番、UEFAチャンピオンズリーグ決勝を朝4時起きでした。(正確には寝落ちしていて、ばっと起きたら4時を過ぎていたのですが、観客入場のトラブルで試合開始が遅れていて、最初から観れました。ほっ。)
結果は1対0だったので、凡戦みたいな感想も見かけたのですが、個人的にはめちゃくちゃおもしろい試合でした。勝ったレアル・マドリードは大会が今の形になってから、決勝に進むこと8回、さらに驚異的なことに今回も含めて無敗。そんな歴史と経験が凝縮されている90分でした。終始押されはするけれど要所は押さえ、相手のリバプールがやりたいサッカーをさせずに、ベースのチーム戦術はもちろん、個人個人が何をすべきか考え、随時修正していく姿は、組織として理想的な姿でした。今回も勝ったことで、優勝することがチームに刻みこまれ、若い選手はこの経験を糧にもっと伸びていくんだろうなと思います。

書店と棚にも歴史、経験、文脈があります。

ここから先は

1,214字
書店・青山ブックセンター本店の店長として、現場で働きながら考えていること、本(これから入荷する、読んでいる、読んだ)の紹介などを月4本以上お届けするマガジンです。

続・本屋のABC

¥1,000 / 月

書店・青山ブックセンター本店の店長として、現場で働きながら考えていること、本(これから入荷する、読んでいる、読んだ)の紹介とを月に最低4本…

いただいたサポートは店内BGM(好きでやっているので自腹)に使わせて頂きます。