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雲南にいるならしょうがない

 久しぶりの投稿になってしまった。一度書かない日があると、そのあとに続かないのだ。ソシャゲと同じ感覚である。

 さていきなり飯の話も気が引けるので、雲南省に長居するメリットを書く。

 雲南省は遠そうに聞こえるだろう。確かに遠い。東京から上海まで3時間、そこから昆明まで3時間以上はかかる。住んでるから行くものの、事実住んでなければえらい面倒くさい。ビジネスで日本から上海や北京までは仕事の案件で行くとかあっても、そこからまたちょっと昆明に行こうとすることはない。そんな誰もがなかなか行くのが面倒くさいと思うところに住んでしまっていた。

 そうするとどうなるか。

 ひとつめに「現地の旅行ガイド本や現地紹介の取材仕事をする仕事が増える」。昆明や雲南省の紹介に留まらない。旅行ガイドの仕事においては雲南にとどまらず、広東・四川省・ウイグル・チベットなど、要は日本人から見て西のほう、なんだかわからんけど遠そうなところをお手伝いできるようになる。でもって競合がいないもよい。

 ふたつめに「雲南省あまりに遠いので、山谷なら仕方がないということが発生する」。これは何かというと、日本の仕事を請け負ってるし連載をあちこちで書いてるんだが、あまりに遠いので仕事で発生するあれやこれやについて企業側は特例でかわりに手続きをとってくれる。一例だが会社側で山谷の三文判を勝手に用意して押してくれるといった具合だ。

 みっつめに「レアキャラになるので、他人と会いやすく、歓迎してくれる」。これは常々感じているが、自分が日本に一時帰国しているときに遠路はるばる帰ってきているので、このタイミングで会おうと思っていただける人がいるのだ。昆明にいる年は、誰かと会食するたびに挨拶ではなく心から言われている(感じがする)のだ。

 なんかわからんけどとんでもなく遠くに住んでいるというアイデンティティを持つと、こうしたメリットが生まれるらしい。

 でもってそうした遠方レアキャラブーストがあったからこそ、今生き永らえているのではないかと思っている。深圳にいたら深圳にいたで生きてると思うけど、クッソ遠方でも生きれるのだ。

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