2021 NHK杯フィギュア 1日目
東京開催は8年ぶり、私がNHK杯に行くのは4年ぶり。NHK杯、どうやらオリンピックシーズンだけご縁がある模様。もともと1日目だけチケット取れてました。2日目と3日目はトレードで当たりました。3日間連続、体力もつのかどうか正直自信はありませんでした。そもそも国際大会を観戦するのは2019年のさいたまワールド以来、2年7か月ぶり。さいたまワールド、特に男子シングルの後半グループは熱気で暑かった記憶あり。国内の競技会ですとおそらく2019年の都民大会か全日本が最後なんですけど、東伏見はいつ行っても寒いし、代々木の全日本は仕事帰りでスーツの上からコートを着ていて暑かったので、まったく参考になりません。
収容人数は50%まで、だと思っていたので、座席は千鳥配置になると思い込んでいました。もしくは、2人分でチケットを取っていたので、2人は隣り合い、で、1席空けるのかな、と。なので防寒具は多めに持参していました。
実際のところ、席はぎっちぎちでした。厳密に言うとS席(1階)の両端のブロックと、A席・B席(2階)のうしろのほうは空いていたのですが。イマイチ基準がよくわからないです。なのでコートの下に着られるダウンもブランケットもカイロも使いませんでした。女子シングルから薄手のコートも要らなくなりました。巻きスカートだけで十分でした。
フィギュアスケートを習い始めてから初めての観戦。男子シングルの後半グループの公式練習から見ていました。みなさん神……。NHK杯は、7級以上の選手たちのなかでも上位の、ひとにぎりの選手だけが出場できる試合です。大人スケーター見習いには眩しすぎました。そして、そんななかで、曲かけがはじまった瞬間にリンク上の選手たちの視線を集める昌磨先生。特にマカール・イグナトフ選手は熱かったように感じました。相変わらずのリンクの支配力でした。
私がスクールで習っているのはどうやらバッジテストの初級の課題のようなのですが、週一でも何年か頑張ったら颯爽と滑れるようになるのかな……と思っていました。しかし、たぶん40年くらい頑張っても、越えられない壁はありそうな気がしています。
ちなみに、今の私のレベルは
・時計回りの動作は、ほとんどできない
・エッジカバーの着脱だけでも大変
・リンクインもおぼつかないので「6分間練習ごっこ」と称して練習中
エッジカバーと言えば。アイスダンスのキリル・ハリャービン選手。5分間練習が終わったあと、エッジカバーを落としていて、めちゃめちゃ親近感が湧きました。オリンピックに出られそうなレベルの選手でも落とすのか、と。それだけ緊張していたのかも……と思いながら見ていたのですが、めちゃめちゃシャープでクールでかっこよかったです。
NHK杯の初日に行ったのは初めてだったのですが、「オープニングセレモニー」が何なのかがよくわからなかったのですが、フラワースケーターがフラッグ等を持って演技をするのかな、と思っていました。が、プレゼントボックスなし、投げ込み禁止のNHK杯にはフラワースケーターがいないので、えらい人のご挨拶だけなのかな……と思っていました。
しかしセレモニーに登場したのは、神宮アイスメッセンジャーズ! 神宮外苑アイススケート場は、国立競技場に隣接しているためか、オリンピック・パラリンピック期間中は休業していました(だから私がスクールに入れたんだろうなと推測しています)。なので神宮を拠点としている選手たちは練習場所を確保するのに本当に苦労されていると思います。都内の場合、シチズンはなくなりましたし、東大和もよくわからないけど休業中です。そんななかで新しいフリープログラムを作って練習していたのか……!と思うと、目頭が熱くなりました。
そもそもフィギュアスケートならってみたいなぁと思ったのは、神宮アイスメッセンジャーズの壮行会のときに、とても楽しそうに演じていたPleasures Harmonyのみなさんが、大人になってからスケートを始めたと知ったのがきっかけでした。シンクロを見られるとは思っていなかったので、有休をとった甲斐があったと思いました。