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【論説】「参政党」に希望を抱く日本の閉塞感

「参政党」という政治団体名を最近よく見かける。


インターネットでじわり認知度を高め、新宿や大阪などで行う街頭演説では、数百人規模で聴衆を集める。活躍中の所属地方議員は4人で、国会議員ゼロと実績は小さいにも関わらず、ネットで集めた寄付総額は6月5日現在で2億3,000万円、党員3万人を超えたというから、只事ではない。


近年、同じような形で知名度を得た政党と言えば、NHK党がある。設立者の立花孝志氏がYouTuberとして収益による資金集めに成功し、2019年7月の参院選では国政政党の要件を満たすまで議席と票数を獲得した。


受信料制度の1問題(ワンイシュー)だけを強調するN党と異なり、参政党は「身近なコミュニティ活動から始める政治参加」を謳っている。既成政党のしがらみに囚われず、祖先から引き継がれた日本を守るために、有権者と共に創る本物の民主政治を目指している。7月10日投開票の参院選(6月22日告示)には、武田邦彦元大学教授や松田学元衆院議員、歯科医師の吉野敏明氏など5人が参院選の全国比例の候補者となることを公表している。


仕掛け人は元吹田市議の神谷宗幣氏(44)。2007年から同市議に2期当選。超党派で全国の若手議員を集めて政策検討する「竜馬プロジェクト」を発足したり、予備自衛官に任官されたりと、議員活動の枠だけに収まらず、多岐にわたって活躍。2012年には自民党公認候補として衆院選に出馬、2015年には大阪府議選に立候補したが、いずれも落選した。

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