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【コンビニ「◯◯監修商品」の謎】

コンビニに行くとよく『◯◯監修』ラーメンとか、『◯◯シェフ監修』のスイーツ・デリカの商品を見かけますよね?各コンビニが競うようにその数は増え続け、人気やブームによって「改廃」されていく。

中でも「カップ麺」のアイテム数が多い。その上「ご当地人気ラーメン店」監修の商品まで登場している。

お値段は総じて高めである。それでも興味のある人やファンは購入してその味に浸る。味の「再現度」についての意見は人それぞれだろうが、チルド麺なら本物により近づけるはずだ。

こうなればもはや「モノ消費」ではなく「コト消費」、色々言ってるお客さんも、いとも簡単にコンビニの罠にハマる。3種類あれば全部買うといった具合に(笑)


☝️お手本にさせてもらう店やメニューに対する「謝礼」は思いの外安く、せいぜい数十万円程度と聞いた。それでも店にしてみれば「知名度・信用度」のアップによる効果は計り知れない。

マンガや小説の「ドラマ化・映画化・ゲーム化」でも同じような感じ(作者の見返りは少ない)と聞いたことがある。

いくら売り込んでも、コンビニがその気にならなければ「監修」もへったくれも無い。口コミや行列で話題の店をターゲットに交渉開始。ライバル企業の動きにも敏感になるはず。しかし「ババ」を引いたら自分の評価はガタ落ちだ。迅速の上にも慎重にその計画は進んでいく。

その結果めでたく選ばれた店やシェフ。それこそが最大の「ブランディング」と言えよう。コンビニというインフラ企業のお墨付きはあまりに大きい。

👥片や長年の(例えばそのラーメン店の)ファンは純粋に喜んでいるとも言えない。「俺たち」の味が見ず知らずの人に広がり、人気に拍車が掛かる。そして実店舗も混雑してきて足が遠くなる…。よくある光景だ。それでも「◯◯監修」の金看板に勝るブランディングは無い。


👤私はふと考えた…。

「あの利益率の高いコンビニが、本気でサイクル(寿命)が短い『◯◯監修』商品で稼ごうと思っているのか?」

(胸を張って)絶対そんな訳はない!

もちろん販売当初のスタートダッシュに伴う「売り上げ」と「集客効果」には期待しても、すぐにその熱が冷めることを一番よく知る業界である。(もちろんロングセラー商品はあるだろうが)

『◯◯監修』と言えども完全再現は不可能である。しかしなるべくそれに近づけるように監修元の指導を受ける(数十万円の謝礼で…)。

☝️そこで得たノウハウを自社の商品に活かせば良いのである!レシピも手に入れて守秘義務契約を固く結んでも、そのノウハウを他の商品に「応用」することは違法とも言えまい。

・砂糖の代わりに◯◯を使います。ソースは後がけで

・AよりBを先に煮込みましょう、弱火でコトコト

・パック容器はこうすればヤケドしないし、持ち易い

・辛いモノ好きは多いけど、一番売れるのは「中辛」です

こんなノウハウの2次活用ならOKでは?
現実に売れている商品の裏ワザが、「監修商品」を販売することで簡単に手に入る…。

・セブンイレブンオリジナル◯◯スイーツ
・ローソンオリジナル◯◯パスタ・◯◯麺
・ファミマオリジナル◯◯弁当

☝️どこかで似たような商品を見たことはありませんか?

🙏🏻ごめんなさい、ちょっと考え過ぎかも(^^;

#レシピは財産



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