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【値引きシールを貼らない値引き!】

山形県のスーパー「ヤマザワ」などが、商品を値引きする際、いわゆる「値引きシール」を貼らない実験を始めたというニュースを見た。

👤私もスーパーの経営者時代、「どうして値引して利益を削って売るのに、(コストが掛かる)シールまで貼らなきゃないんだろう?」と思っていた(^^;

残った商品をまとめてパックし直したり、目立つ「値引きシール」を幾重にも貼って売り切ることは、まことに効率が悪い。中にはその作業をしたく(させたく)ないため、わざと少ない量を陳列して売り切れを狙う担当者もいる。

それも面と向かっては怒れないので、売り上げを取りにいきたい時は、「痛しかゆし」の店長の悲哀である(笑)


試験的に始めた値引き方法は、写真のようにデジタルの値段パネルに(時間ごとに)値引きされた価格を表示するものだ。ホストコンピュータで管理されているので、レジの担当者も「値引きボタン」や「◯◯円引きになりま〜す!」などと、人に分かる声で確認し、客が恥ずかしい思いをすることもなくなる (笑)

値引きシールなどの経費が省ける他、それに掛かる人件費も削減できる。ユニクロで特売品に通常の価格の値札が付いていても、自動的にレジで割引き価格で計算される、あれと同じイメージである。


👤さて、このニュースを見てへそ曲りの私は思った

・これ、生鮮品や惣菜の値引き対象になる商品全てに「デジタルサイネージ」つけるの?それだとアイテムの数だけ必要になるぞ…

・お客さんがすぐに慣れちゃって、値引きする時間までわざと買わないかも?w

・「値引きシール」を廃止できたらスゴイ!でも本当に目指すのは、販売データを研究して「売れ行き予測」を極めること。そしてそもそもの値引きを減らすこと

なんか「値引きシール」より高く付きそうな予感がする(^^;

※ 山形県寒河江(さがえ)町、以前一度お邪魔したことのあるのどかな町。ここで最先端のシステムが実験されているのが興味深いです。

#スーパーってこういうの大好き
#お客さんからは分かりづらいの評価
#やっぱり値引きシールに血が騒ぐ笑


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