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【人の口に戸は立てられない】

『S.C (セキュリティクリアランス)制度』成立に向けて、すったもんだしている国会だが、「秘密を漏らすのは官僚や公務員ではなく、国会議員の方だ」と評論家が話しているのを聞いた。先生方は口が軽いそうだ。

☝️我々一般人の社会でも、「誰にも言うなよ!」と言ったことは、残念ながらほぼ間違いなく漏れるものである (笑)。

「お前、口が軽いか?」と友人に聞いたとて、

👤『俺は自慢じゃないけど口だけは固いんだ!知ってるだろ?』
と答えが返ってくるのは目に見えている。→そして奴は必ず喋る…。

「守秘義務」を法的に課されている職業と言えば、公務員はもちろんのこと、弁護士や税理士などの「士業」や金融機関が挙げられる。ではこの人たちは絶対に喋らない(漏らさない)かと言えば、やはり漏れるのである。

マイナンバーカードやクレジットカードのスキミングならデジタルを介した情報漏洩(犯罪)だが、人の口から漏れた話で損害が出た場合、この責任の所在や処分たるや、確固たる証拠でもない限りうやむやになって終わることが多い。

みんな「自分は漏らしてない!」と言うが、漏れているのだから誰かが漏らしているのは間違いない。下手をして疑れば、疑った方が悪者にされるため、皆深追いはしないものだ。


☝️漏れて困る話は誰にも話さないに限る。

セキュリティに厳しい会社なら、相手と「守秘義務契約」を交わし、何かあった時のペナルティも事前に確認し合うものだ。私が関わっている大企業のそれはまさに鉄壁であり、間違っても(家族にさえ)何も話さない!と自覚が生まれる。

良い話より悪い話の方が格段に早く人に伝わるものだ。人は皆がまだ知らない情報を漏らしたいのではなく、『そんなレアな情報を知っている自分を崇めてもらいたい』のだ。

ゆえに会話の初めは「ねえ、知ってる〜?」から始まる。そんな時私は「知らない、知らなくていい!」と逃げることに決めている (笑)。

👥「非公開」であるはずの会社の営業データも、金融機関からの借入金も、すべて「◯◯データバンク」の報告書に書いてある。もはや「内緒話」など存在しないに等しい。「誰が漏らしたんだ?」と人を疑う方がストレスが溜まるものだ。

☝️人の口に戸は立てられない。
もはや「漏れた!漏れた!」と騒ぐより、漏れるものと思って、ことを進めた方がいい。

#アイツは喋る
#秘密のアッコちゃん



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